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尾崎塾
富田教室

[2013年12月15日]

不都合な真実その2

真実その2 = 入試で合格点をとれば合格する


「いや,あたりまえやん!」
と思った方は正常です。
そう,入試で合格点をとったら合格するのですから,受験の前に受験の可否を中学校の先生が決めるのはおかしいでしょ?

入試の過去問などは出回っていますし,細かい配点や採点基準はわからなくても,だいたいどれくらい取れそうか見当がつきます。
前年の合格最低点が発表されていたり,学校に聞くと教えてくれたりしますので,その点数が取れるように頑張ればいいのです。

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これは私立でも公立でも同じ原理。
高校入試でも大学入試でも同じことです。

世間に公表されていなくとも,だいたい合格ラインを把握している塾も多いのではないでしょうか。
合格可能性が0でなければ受験する権利は受験生にあるのです。
(たとえば女子高を男子が受験すれば可能性ほぼ0です)

ところが公立中学の先生は受験の可否を生徒や保護者に伝えます。
どういうことでしょうか?


ほとんどの私立高校は年末に教育相談と称する密談をやります。
中学校の先生が受験生名簿と実力テストの成績を私立高校に持って行きます。
「こういう生徒が受けますのでよろしく」ということです。
私立高校さんは「はいわかりました」と答えます。

それだけ。

では何のための相談?
実はごく稀に,「この生徒とこの生徒はわかりません」と答られる場合があります。
各中学校にあらかじめ示されている基準を越えている生徒は「わかりました」と言ってもらえますが,基準を下回っている生徒がもしも受験したら「わかりません」の可能性があります。
でも,5点や10点なら「わかりました」と言ってくれる場合も多いので,そのへんは交渉次第なのです。

それで,中学校に志望校を提出しないとどーなるか?

この教育相談に間に合わない場合,「わかりました」とは言ってもらえないわけです。
ただし,遅れて出しても親切な中学校の先生なら再び私立学校に行ってくれたり,あるいは電話で相談してくれたりします。
親切な私立高校なら担当の先生が中学に来てくれたりもします。
だから大丈夫です。

さらに,中学校の方で「わかりました」と言ってもらえなかったとしても,塾の方で「わかりました」と言ってもらえる場合もあります。

さらに,さらに,「わかりました」と言ってもらえなくても,試験でちゃんと点数を取れば全く問題なく合格なのですから,中学校に志望校を早く提出することがそんなに重要なことではありません。
それより重要なのは,併願であっても自分が将来行くことになるかもしれない学校を,納得いくまで考えて決めることと,その学校に合格できる学力をつけることなのです。





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「わかりました」の意味がわからないとどーしよーもない文を書いてしまいましたが,ここはボカしておかないとなぁ・・・
もっと不都合な真実があるが,そこまで書くとそのうち誰かに刺されるかもなぁ・・・