[2014年1月9日]
高校生は私学出願の時期。
昨今の私立高校はいろんな試験方式があったりするのでややこしい。
昨日相談に来たのは某公立高校の生徒。
一応,学校で相談はしたようだが・・・
相談内容はこうだ。
受験科目として英語,数学,化学を勉強してきているのだが,大学によっては2科目を選ぶ場合がある。
どの2科目にするかという話。
2つあって,一方は英語と数学または化学
昨年末からの特訓の成果もあって,化学の得点がかなりかせげるようになってきた。
だから迷わず英語と化学でOK
問題はもう一つの方。
こちらは英数理から2つ選べる。
1つは化学で決定。
実は英語も数学も苦手・・・
でもどちらかを選ばないといけない。
で,公立高校の先生は何と言ったか。
「数学はできる場合とできない場合があるので,安定している英語にした方がいい」
さらに,
「2つの大学で異なる科目だとややこしくなる」
とのこと。
生徒は,まあ,納得しなかったので塾にも相談に来たのだろう。
2つ目の理由なんか,べつにややこしくないし・・・
はじめの指導内容のどこがおかしいかわからない?
数学はできたりできなかったりするのは正しい。
で,それが数学を選択しない理由になるのがおかしいのだ。
逆に,だからこそ数学を使う方が合格する可能性が出てくる。
だから生徒には「合格したかったら数学にしときなさい」と言った。
その生徒,英語は苦手なのだ。
化学が会心の出来でも英語の失点をカバーするほどは取れない。
すると100%不合格。
ところが,数学だと,そう,できたりできなかったりする。
できる可能性があるのだ。
だったら化学がそこそこ取れて,数学ができてたら合格するではないか。
合格するとしたらこの場合しかありえない。
英語はいつも安定してできないのだ。
(もちろん,できるように今から努力はするが)
たとえるなら,大砲で敵のアジトを撃つ場合,射程距離が短ければ弾がそもそも届かない。
でも,射程距離が長いと少なくとも届くわけだから命中する可能性がでてくる。
前者が命中する可能性は0%だが,後者なら何%かはある。
あとは精度を高めるだけだ。
こんなこと考えたらすぐわかりそうなものだが・・・
その先生,よくそういう姿勢で進路指導ができるものだと思う。
姿勢と言ったのは,つまり,ド素人がパッと思いついたことを言っただけのような発言をしてしまう姿勢。
端的に言うと,無責任な姿勢。
不誠実な姿勢と言ってもいい。
生徒の進路がかかっているのだから,もっと勉強して発言するか,勉強してないのなら発言するなと言いたい。
だいたい,先生というのは偉そうにするのが気持ちいいので,相談されたらさもわかったようにテキトーに発言するのだ。
公立の先生だから仕方ないのかなー
↑
こう書かれるのは本来おかしい=まともな公立の先生は奮起して欲しい。
でも,たいていは,「オレはちゃんとやってるし」で終わり。
あなたがちゃんとやっていても,多くの生徒はちゃんと指導してもらえていない現状があるんですけど。
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