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尾崎塾
富田教室

[2014年2月11日]

面接試験対策

今日は一部の私立高校で面接試験がある。

試験とはいえ,ほとんど点数化されるものではなく,入学の意思確認であったり,実は健康上の相談や確認だったりもする。
したがって,面接試験で不合格になるという例はめったにないが,昨日の試験同様に人生で初の面接試験という生徒も多いので緊張もするだろう。

それで,中学校で面接試験の練習をしてくれるところがあるようだ。

それってどうよって話。

普段から「タメグチ」で先生と話している生徒が多い。
その先生に面接練習の時だけちゃんと喋るなんておかしな話。

言いたいのは,日常的にたとえば職員室に入退室するときからちゃんと指導していれば全く問題なかろうということ。
まともな指導をしているクラブの生徒はそういうことがキッチリできる。
できていないのはすべて教員のレベルの問題だ。
いつもは指導していないのに,面接練習でだけやらせるのは低能教師のやることだ。

前述のように,私立高校の面接では不合格になることはなくても,大学入試や就職の時はそうはいかない。

だいたい,面接の直前に付け焼刃で練習しても,当日本番で丸わかりなのだ。
普段からちゃんとした言葉づかいで,目上の人との対応に慣れている人とは明瞭に区別できる。

ウチの塾の生徒の場合,どういうわけかほとんど心配ない。
質問する場合の言葉づかいでタメグチを使われた例は何百人か接してきたが数えるほどしかない。
生徒も中学生くらいになると,相手に敬語を使うべきかそうでないかくらい区別がつくのだ。
それを,こともあろうに,最もちゃんと指導しなくてはならないはずの中学校教師が許しているというのが気に入らない。
各教科の指導もロクにできていない場合があるが,最低限の言葉づかいすら指導できないということに原因があるのかもしれない。

ただ,ウチの塾生の言葉づかいはちゃんとしているものの,大人への対応ができるかどうかは別。
最もよくわかるのが,あいさつだ。
毎回,塾の授業が終わるとドアから出て行くのだが,その時に我々と軽く目を合わせて会釈して帰る生徒とそうでない生徒。
そこが境目だと思う。
会釈できない生徒は,おそらく就活の面接でアウト。
ウチの塾の場合,半数くらいができているが,半数はアウトだ。
(ただし,早朝受講の生徒はできている率が非常に高い!)
おもしろいもので,これは学年や成績と関係がない。
中1でもできる子はできるし,高3でもできてない奴がいっぱいいる。
大人はそういうところを見ているが,誰も指摘してくれない。
しかも,これは親がしつけるものでもない気がする。
やれと指導されてやるものではないのだ。
本人がどこかで自然に身に付けていくものかもしれない。


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