[2014年3月6日]
中間集計が出ました。
希望調査とほとんど変わらないのが多いが,やはり茨木高校の2.17倍を見て春日丘と北野に少し流れたか。
まだ今日の集計を見て動く連中がいるのだが,いずれにしても茨木高校の高倍率はゆるがない。
それで,この倍率を見てどう感じるかだ。
高倍率を見てヤバイと思うようではダメ。
むしろラッキーと思うようなメンタルが必要。
例年より多いその人数はどこから来たのか。
茨木高校なら上は北野しかない。
北野高校は希望調査の低倍率を見て,むしろ茨木高校の層から上に移動している方が多い。
昨年の北野志望者より希望調査の時点で十数名多い。
定員も多くなったので倍率は低いが,北野志望の人数は増えているのだ。
つまり,茨木高校に上位から流れ込んではいなかった。
そして,それを見て,実際の出願は北野に変更した層がある。
茨木の2.17倍よりも倍率が低いのを見て,節操なく鞍替え。
そして,茨木高校志望の多くは春日丘を例年は受験する層なのだ。
それにしても異常に多い。
おそらくどこかの塾が「ダメ元で茨木受けてみたらどう?」と誘導したのか,そういうことがないとこんなに増えないはず。
でも,それでも2倍を超える高倍率で怖気づいて春日丘へ逆戻りというのが多くいるのだ。
今日の時点でまだ迷っているのが多く残っているようだが,おそらく春日丘にするだろう。
茨木高校はやはり高倍率だから。
ただ,最初の勢い=「ダメ元」で出願した層も1.65倍の人数にまだ多く残っている。
さて,それで,誰が合格するのか。
茨木高校を受験する生徒の中で,上位層がほとんど例年と変わらないか,少し薄い。
北野に40名多く入れるので,その分薄まっている。
で,ダメ元が大量に来ている。
合格するのは例年なら合格する層であって,ダメ元で春日丘レベルの人が受けても合格しない。
実質,ちゃんと合格できるように勉強してきた層の争いになり,当日にしっかりできた人が合格と相成る。
ホントに,「ダメ元」で合格はしない。
だって,ダメでいいと思っているから。
ちゃんと準備して,倍率がどうであろうと気持ちを揺るがせず,しっかりとやっている人の中から合格者がでる。
そういうものです。
何がラッキーか。
実質の倍率は1.1倍くらいなのだ。
その不合格になる1割にさえ入らなければいいのだ。
それが,その1.1倍の人数の中の5%くらいは倍率が高いことを「言い訳」にできると感じる層が少なからずいる。
「今回は倍率が非常に高かったので,落ちても仕方ないよね。」と誰かがなぐさめてくれる材料があるのだ。
そういう材料があるからそれに甘えて,最後の頑張りができない受験生が多くいる。
その1割不合格になる相当数はそういった「言い訳」を確保した人間なのだ。
ということは,そういうこと。
つまり,「よし,実際はそんなにライバルは多くない。ラッキーだ。むしろこの高倍率で合格した方が値打があると言ってもらえるぜ。おいしいな。絶対合格してやる!」とますますやる気を出すような図太い人間が有利なのだ。
「ダメでも仕方ない」「ダメでもともと」
こんなに不合格に誘ってくれる言葉はない。
これを読んで「あっ,ウチの子はダメ元で受けている」と感じた親御さん。あるいはご本人さん。
私立学校への入学準備をしておきましょう。
いや,私学でも悪くないです。
むしろ,いいくらいです。
だから,ダメ元で受験しているのですよね(*^^)v
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