[2014年3月11日]
全国の中学生の修学旅行を東北にすればいい。
まず,石巻で幼稚園バスが日和山に避難する前に津波に飲まれた話。
そして大川小学校ですぐ横の山に駆け込めば助かったのに・・・という話。
南三陸の防災庁舎で,避難場所に指定されていたところに逃げたのに助からなかった話。
陸前高田では奇跡の一本松の話。
そして,ビルの屋上でかろうじて助かった人の話。
気仙沼で船が打ち上げられた話。
田老での万里の長城と言われた防波堤がかえって人を殺した話。
そういう話をずーっとツアーで回ればいい。
そのポイントごとに,何か残しておかないと実感がわかないし,そういう場所に人間が集まるので,地域の振興にもなる。
今,あちこちで地域振興が叫ばれ,苦労している自治体が多い中,震災の遺構という観光資源がたくさんある。
それをみすみす被災者の心情を慮ってなくしてしまうのは頭が悪いのだ。
そういうのをかしこく利用して,将来の安全と復興の一石二鳥が実現する。
ほぼすべての中学生が街の安全など意識が高まれば,そういう政策を支持する層が増え,より安全な世の中になっていく。
そういう方法があるのに,そうはならないのが残念。
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