[2014年4月26日]
ウチの塾は,一見するとほとんど自習させているだけで,外部の人からすると行かせる価値があるのかわからないかもしれない。
価値のなさそうな塾がほとんど満席?
価値がわからなかったら来ないでください(^o^)
ひょっとして,すでに入塾されていて疑問に思われている方がおられるかもしれない(いや,きっといる)。
90分間黙って演習しているより,90分の間中ずーっと「優秀」な「熱血講師」が,「面白おかしく」,受験に必要な「コツ」を「叩き込んで」くれるようなすばらしい塾へ行けば,さぞグングンと学力が伸びてトップ校への進学も叶うというもんです。
ウチの塾はそういうのとは全く違った観点で学力がつく方法をとらえています。
集約すると,我々の仕事は生徒さんの演習を見ることだと考えているのです。
ただ見ているだけ?
うーん,まあ,そうです。
ただ見ているだけです。
ほとんど声掛けしません。
たまにしますが。
そう聞いて,「ほらやっぱりロクな塾じゃねーよな。もっとガンガン教えてくれる塾でなくっちゃ。」とお考えの方。
どうぞ,そちらへ移って下さいませ。
ただ見ているだけと言っても,おそらく素人のお父さんお母さんがわが子の学習を見ているのとは,全く見ているモノが違っていると思います。
お母さんが見ると,
「またこの子,計算ミスしてるわ。
あれほどていねいにやりなさいって言ってるのに。
そして何度も見直しなさいって言ってるのに。」
となって,だんだんムカついてきます。
我々はもっと見えないものを見ています。
ほんとうに大切なモノは目に見えないのです。←星の王子さまより
おそらく,感性の高い塾生はわかっていると思います。
そういう見えないモノをなんとなく見られているという感覚。
それがあると,すごく勉強に集中できるのです。
ただ,黙ってやらせるだけだと,そりゃ怖いお兄さんを雇って竹刀でも持たせていればピシッと静かに勉強します。
ウチの塾はそういう「恐怖」で静かにさせているわけではありませんよね。
見てもらっている「安心感」で静かに集中できるのです。
それはすべて,「ちゃんと見られている感」なのです。
そして,その効用は1カ月や3か月や半年くらい塾にいても気づかないでしょう。
半年以上見させてもらうと,その蓄積が受験指導の材料となるのです。
わからない人にはわからない話でしょうが・・・
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