[2014年4月28日]
(注)長文になります
先日,こんなお電話を頂戴した。
母親「先生がiPad見ていて,呼んでも気づいてくれないと言ってます」
塾長「はあ・・・そうですか」(←ふつうは「それは失礼しました,すみませんでした」と謝るところを,なぜか謝らない)
母親「それで,大きな声で呼んだら,大声出すなと言われたらしいです」
塾長「まあ,静かにやらせていますからね」(←全然謝らない塾長)
母親「聞いても,演習のまとめのところ読んだらわかるやろと言われるだけのようですし」
塾長「まあ,そういう部分が多いですからね」(←いちばん基礎的な教材で,読んだらとりあえずはわかるようになっている)
母親「わからないところを聞けないで,問題解いてるだけなら,家で自習していても同じですよね?」
塾長「・・・・」(←アホか,それなら最初からウチの塾に来るな)
母親「ずーっと数学ばかりやっていて,最近急に英語の教材になって英語ばかりやってるようですが,5教科やるということだったのでは?」
塾長「いや,優先順位というのがあって,とりあえず計算からということでやらせてます」(←5教科全部サクサクこなせるんなら与えてますってば)
母親「最初思っていたのと違うんですけど。5教科だということだったと思いますけど」
塾長「だから,演習速度が遅いので,多くの教科をまわせないんですよ」
母親「それで,聞いても書いてあるのを読めというのなら,家で親が教材買ってきてやらせても同じですよね」(←まさかの2度目!!)
塾長「市販のだと,彼に合う教材はないと思いますが・・・」(←仮に教材があっても家で勉強するワケないやん。アホちゃうか?)
母親「iPad見ていて,生徒のことをちゃんと見てもらえてないんですね?」(←いや,だから,ちゃんと見てるってば)
塾長「あのね,iPadで遊んでるんじゃないんですよ!生徒の進捗状況などをそれで記録して指導に使ってるんですよ!」(←てめえの子どものために記録するのが,他の生徒よりはるかに多く手がかかってるっちゅーねん!アホか!)
母親「そちらの塾に期待してたのに」
塾長「ご不審なら,いつでも見に来られたらいいじゃないですか。ほんとうにお子さんが言っている通りなのかどうか見ればいいでしょ!」(←生徒はほとんどウソ言ってる。ちゃんと指導してるのは見ればわかる。そもそもガラス張りで外から丸見えだし)
母親「でも自習してるだけでしょ?指導方法を変えるつもりはないのですか?」
塾長「はい,一切ありません。」(←キッパリ)
母親「じゃあ家で自習してても同じでしょ?」(←まだ言うか?ここでさすがに切れた,というか,最初にこのキーワードを言った時点でアウトだけど)
塾長「じゃあ,家でおやりになって下さい。」
母親「わかりました。やめさせてもらいます。」
塾長「はい,どうぞ。特に手続きは必要ありませんので。」(←家でも同じと言われたら,そんな生徒見たくもないわ)
母親「今月って何日までですか?」(←まさか,お金がもったいないから月末まで来るの?)
塾長「28日までです。」(←普通,そんなに信用しないのならすぐに辞めさすけどな)
母親「わかりました。」
というわけで,やっとその生徒が本日をもって退塾となった。
だからずっと書きたかったけど書かなかった。
どーせこのブログを読んでない(読んでも理解できない)母親だから,速攻書いてもよかったが,一応生徒の顔を見ないですむようになってから書こうと思っていた。
ブログを読んでいただいていたら(読解力があれば),その生徒のためになっていると確信できるはずだが,そうではなかったようだ。
ここ2日間のブログは,その母親に,これ見よがしのつもりで書いた。
価値がわからなかったら最初から来るなという話だ。
その生徒は,すごく学力が低くて入ってきたものの(塾史上最低偏差値),まあなんとかやる気はあった。
その学力にしては,ここの塾でよく頑張っていた。
それを母親がみごとにつぶした。
そもそも,入塾の時に母親のせいで超低学力になっているのだと感じた。
そのことを入塾時に指摘しようと思っていたが,そのまま入塾となった。
まあ,本人は学力が低いながらも,少しずつ学力はついてきていた。
ちなみに,入塾は今年の1月である。
どーせ4月の確認テストで成績がまったく上がっていないから塾が悪いと思ったにちがいないのだ。
3か月で学力が急に上がるとでも思って入れたのか。
そんなに甘いはずない。
数学の計算がやっと少しできるようになっただけ。
ただし,勉強に向かう姿勢はできてきたはずだ。
そして,英語をやりはじめたところだった。
そういう学力の生徒の方が,実は手がかかるし,手をかけていたのに。
そして,手取り足取りやっていては全く力がつかない。
自分でめんどうでも解説を読み,くりかえし退屈な計算をやらないといけない。
英単語を覚えないといけない。
漢字を覚えないといけない。
退屈だ。
それで,たまには弱音を吐きたくもなるもんだ。
そして,ちょっと母親に愚痴ったんだ。
「ねえ,先生がiPadしてて呼んでも気づいてくれないんだ」
(そいういうつらい状況でも僕がんばってるでしょ!)
「それで,大きな声で呼ぶと,声が大きいって怒られるんだ」
(そんなつらい状況で,この僕が頑張ってるんだ。すごいでしょ!)
「入塾以来,数学の基礎問題ばかりずーっとやらされているんだ。」
(そんな退屈な状況で,ボクがんばってるんだよ!スゴイ?)
「質問しても,書いてあるのを読めって言われるだけなんだ」
(そんな目にあっても,ボク,がんばってるでしょ。えらい?)
お母さん,それを認めてあげたらどうなの?
その愚痴を言うために,生徒は話を盛る。
何十時間もあった指導時間内に,そりゃ手をあげてるのに気付かないことも1回くらいあったかもしれない。
1回あったかなかったかのことを,さもいつもそうであるかのように母親に言うのだ。
こういうことは,こどもは非常によくやる。
学校でも塾でも同じ。
先生がこんなこと言ったとか,友達がこんなこと言ったとか。
ちょっと大げさに,あるいはつくり話をして,母親の同情を買おうとする。
今回は特に,おそらく4月のテストをとがめられて,母親に愚痴っただけ。
だいたい,この時点でとがめる母親がイカレテいるのだ。
生徒は全く悪くない。
そういうカワイイ生き物なのだ。
原因は間違いなく母親さんたちだ。
実は,こどもが先生のことを悪く言うのは100%「母親が先生を信頼していない場合」だ。
そうでなければ愚痴っても意味がない。
むしろ,逆効果。
今回の親御さんのように,最初からウチの塾の方式を理解せず,家で自習してるのと同じだというのは失礼千万だ。
最初から,ウチの塾の価値を理解する力のなかった母親だったのだ。
せっかく生徒はそんなつらい状況でも塾に来るようになって少しは勉強の足掛かりをつかみかけていたのに,母親がつぶしてしまった。
自宅で母親が買ってきた教材を自習するわけないし,現にそうであったから超低学力になって塾に来たのだ。
そういう家庭状況をつくったのはすべて母親である。
それを,塾にあづけたら3か月で解決するとでも思ったのか?
他の塾でもウチよりもきっちり基礎から積み上げてやってくれるところなんか,あるわけない。
そう,5科目やりますといって,消化もできない難易度・分量を与えられ,生徒がちゃんとやらないことを理由にされるだけだ。
そしてウチの塾の倍以上お金をむしり取られる。
いいお客さんだ。
そしてその塾でも母親は言うんだ。
「思っていたのと違う」
母親がアホなので,その子は一生学力がつきません。
先生を信頼するという基本中の基本ができていない。
というか,自分が悪いというのをたぶん死んでも認めないんだろう。
いつも塾とか誰かのせいにする。
最悪なのは最終的にこどものせいにする。
そして,解決はしない。
かえすがえすも,その生徒は悪くない。
むしろよく頑張っていただけに,残念なことであった。
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