[2014年5月28日]
格下の相手に1-0では物足らない気もするだろうが,鹿児島での練習を誰も見たことないくせに,とやかく言ってはいけない。
あくまで本番はW杯であって,そのために今どのようなコンディションにしておくかは計算されているのだ。
その中でしっかり勝ったのだから,まずまずと見てよいだろう。
このように,何が「本番」で今どのレベルであるべきかを知るのは受験でも非常に大切。
それを,何もわかっちゃいない評論家的学校の先生,あるいは本人や家族がとやかく言って台無しにしてしまうのが世の常なのだ。
特に,高3生の模試。
そりゃ,まだ実力をつけている段階なのだから,全くできない問題もあるだろうし,判定なんか出されたらE判定のオンパレードだ。
でも,入試の当日に合格する可能性が高くなっていればそれでよいのである。
とはいえ,ちゃんと作り上げていく計画がないとダメ。
今できません。
これからもできる予定ありません。
でも合格したいです。
何とかなりませんか?
何ともならないですね。
たとえば,マーク模試の倫理の点数が40点しかないとしよう。
でも,これをセンター当日に90点にすることは十分に可能なのだ。
逆に,英語が200点中80点しかとれないとしよう。
当日に160点になるかというと,絶対にならない。
数学は分野ごとにできるようにしていけば,ある程度点数が伸びる。
古文,漢文も十分に伸ばす余地がある。
ただし,いずれも現段階である程度のベースがないといけない。
このベースとは何か。
難しいが,その科目をできるようになるための心の準備かもしれない。
サッカーにもどるが,すごい密集の中で,一瞬の隙を逃さずにシュートを打たないと本番では通用しない。
だから,そういう気持ちで普段から練習し,練習試合でもチャンスと見たらシュートを打つようにしているとしよう。
ただし,シュートの精度がまだまだだから,得点にはならない。
しかも,相手のボールになってしまうわけで,試合に負け続けることもあるだろう。
でも,それでよいのだ。
本番では,そのタイミングで打たなければ勝てないし,本番で勝つためにやっているのだから。
それで,今は得点力がないと評価されていても,今からの集中的な特訓でとっさに打つシュートの精度をひたすら上げてから本番にのぞむとどうか。
今まで,打つべきときにはシュートを打っており,今度はそれが入るのである。
各上の相手にでも通用するプレーがそこで花開くのである。
勉強も同じ。
たとえば英作文。
与えられた単語を並べ替える練習ばかりしていると,記述式の作文ができない。
自分の頭で英作文をする習慣をつけておかないといけない。
でも,語彙力や言い換える力がまだまだなので,はじめは全く点数が取れず,くじけそうになるが,それでもいいのだ。
そして,本番直前に集中して語彙力,表現力を増やせば,自力で書くということに慣れているので面白いように書けるようになるというわけ。
これ,全ての科目にあてはまると思う。
途中経過を正しく評価する目を持って,本番に強い実力をつけないといけないのである。
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