[2014年5月29日]
たまたま,同じ日に京都の女子高の案内が届いたので比較してみる。
華頂女子高校と京都光華高校。
対決比較というより,よく似ているので類似点を挙げていく。
1.京都にある。
どちらも阪急電車が最寄駅。華頂は四条河原町,光華は西京極で高槻からでも通学圏だ。
2.女子高である。
伝統ある女子教育をされている。
3.校名に「華」。
まあ,見ての通り。京都には他に精華女子もあって,なんとなく女子高に良さげな字なのだ。
4.仏教系。
華頂は浄土宗,法然さん。光華は浄土真宗,親鸞さん。それぞれ知恩院と東本願寺といったすごいお寺がバックについている。
ここに限らず,たとえば自分の家が真言宗だから入れないなどということは全くない。クリスチャンでも何でもOK。ただ,授業で宗教の時間があって,いろんなものの考え方を学ぶ。道徳教育がしっかりしているという印象。
5.テニスが強い。
華頂は硬式テニス,光華はソフトテニスで全国大会の常連。
6.各学年5クラス程度。
京都の私立学校は生徒の人数が少ない。小規模で丁寧にやっている印象。
7.上に大学がついている。
華頂は華頂大学というのもあるが,実は佛教大がついている。佛教大は最近人気上昇中で,高槻あたりでは産近甲龍ではなく産近佛龍という人もいる。
一方,光華も光華女子大があるが,実は関大と提携していて関大コースがある。京都の私立高校は例外なく系列大学がある。ただし,系列大よりもっと人気のある大学への進学に力をいれる傾向もある。
8.進学にも力を入れている。
系列の大学への進学だけでなく,たとえば国公立大への進学にも力を入れ始めている。ただ,どちらも力を入れ始めて間がないので,評価はこれからだろう。光華は阪大や神大など実績の出る年が3年に1回だから,指導力のある先生のいる学年に当たればラッキーという印象。華頂は代ゼミの講師を招いたりしているが難関国公立にまだ合格を出せていない。京都工芸繊維や奈良女子が精一杯。現実的には推薦入試で私立大ねらいという印象。
9.オープンスクールが6/21
たまたま同じ日に届いたが,開催されるオープンスクールも同じ6/21という・・・
まあ,ウチの塾はオープンスクールに行かないことを奨励しているのでどうでもよい。
オープンスクールのようなイベント時に行かない方がよいのだ。平常の様子を見るのが一番よくわかる。だから,たとえば「今度の土曜日に見学に行きたいのですが」と電話して個別に案内してもらったらいいのだ。遠慮する必要はない。むしろ,そういう飛び込みも高校側からすると大歓迎だし,その方がずっと有益なのでオープンスクールには行かなくてよいという話。
どちらも良い学校なので,女子生徒諸君に限らず,京都の学校に目を向けるきっかけとされてはどうだろうか。公立高校は大阪府しか受けられないけど,私立は京都でも兵庫でも受けられるのだから。
にほんブログ村
にほんブログ村