[2014年5月30日]
テスト一週間前の学習プランの例を紹介します。
たとえば,来月12日,13日の2日間が中間考査だとします。(高槻四中,阿武山中,阿武野中はまさにこの通りの日程ですね。)
PDFファイルにしてあります。
ぜひプリントアウトしてじっくり見て下さい。
↓
試験前のタイムテーブル
試験前の一週間はクラブ活動もないハズですから,学校が終わったら寝るまで,ずーーーっと勉強になります。
中学3年生は,本当にこのタイムテーブルのように,勉強以外の事は一切ない生活をして下さい。
テレビやゲームなど,普段やっている遊びは一切停止です。
これをできる人間かできない人間かで,今後の人生が左右されるのです。
あくまでこれは例ですので,実際の試験時間割や試験範囲によってうまく学習内容を配分しないといけません。帰宅時間もこの通りではないでしょうから。そして,睡眠時間は人によっては少なくてよい場合があります。風呂,食事なども時間が家庭によってはいろいろあるでしょうから家族と相談して計画を立てます。(ちなみに,私が中学・高校の頃は,ザ・ベストテンだけははずせなかったので,木曜日は21時からの食事とし,そのTVだけは見ていました。)
基本的考え方は,
1.各教科で,総学習時間に大きく差がつかないこと。
たとえば,好きな理科は15時間やったけど,国語はやっても仕方ないので2時間だけというようなことがないようにする。
2.毎日の学習時間に大きく差がつかないこと。
気分が乗る日に深夜まで勉強し,次の日はダウンして一切できませんでしたなどとならないようにする。
3.一夜漬けにならないようにする。
特に暗記もの=漢字,英単語熟語,社会科の用語などは,前日だけ頑張ってその場しのぎしがちです。むしろ,1週間以上前から毎日くり返して覚え込むようにします。もう覚えたと思っていても反復します。すると長期記憶となって,入試の時にも思い出せるのです。定期考査だけ乗り切ったらよいのではありませんから。
4.試験の前日は翌日の科目のみやる。
これは普通はそうすると思います。それで,そこから逆算してどの科目をやるかを決定していくので,実はコレが最も重要な要素かもしれません。
5.塾には期待しない。
こう書くのも変ですが,塾に期待してはいけません。たしかに塾の勉強も考査前は考査の範囲をやります。ですが,塾の勉強がなくてもひととおり自宅学習で完璧な対策をするように計画するというのが重要なのです。塾がなくても完璧なのに,さらに塾の時間が上乗せされるのですから,これ以上の完璧はありません。学習内容が重複してもよいのです。くり返し反復することこそが真の実力になるのですから。そして,自分では完璧と思っていても,塾の教材を見て「あっ,ココぬけてた!」という発見があればラッキーです。
もう一度タイムテーブルを見て下さい。
緑色が塾の時間です(月水金の週3回とする)。通塾時間も含めているので,実質はもっと少ないのです。塾以外の時間が45時間以上,塾は日曜特訓を受けたとしても12時間程度です。つまり,塾は総勉強時間の4分の1しかありません。ということは,それ以外の(緑色以外の)時間の方がはるかに試験の点数の差がつく部分なのです。だから,塾に期待してはいけません。もっと言えば,学校での授業時間の方が多くの時間を占めます。ここで試験に出る内容を聞きのがすなどというマヌケなことをしていると,いくら塾で特訓しても全くダメです。
圧倒的に重要なのは,まず学校での授業。次に自宅でどれだけ頑張るか。そして,良い塾に行けば少しだけプラスアルファされるということなのです。
塾でやってるからもう十分だと考えている人は考え方を改めましょう。
※高校生へ
高校の考査前も同じように計画します。
ただし,塾では考査対策をしませんので,本当に全く期待しないよーに。
それで,塾を休むなどという「暴挙」に出ることがないよーに。
(推薦入試や内部進学を考えている人にはもちろん対策しますが。)
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