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尾崎塾
富田教室

[2014年5月31日]

定期考査前の学習計画(漢字編)

国語の考査対策はやりにくいものです。
いや,やりにくいのは塾側の発想であって,実は生徒本人たちはやりやすいハズ。
つまり,学校の授業をしっかりと聞いていたら自然に点数が取れるからです。
国語の定期考査は,その学校の先生の主観的評価基準が絶対的なので,それにピッタリはまらないと得点が伸びません。
しかし,漢字だけは別です。ちゃんと勉強すれば必ず満点が取れます。せめて漢字の範囲だけは完璧にしていくべきです。

昨日のタイムテーブルで,ほぼ毎日漢字の時間があります。
考査までに5日間漢字の学習時間を入れてあります。
img4
頭の悪い生徒は,試験の前日に「確認」して試験を受けます。
その「確認」が超いいかげんなのです。
ただ,漢字をながめているだけ。
目でなぞっているだけで確認した気になっているのです。
ちゃんと得点できる生徒は必ず書いて覚えます。
そして,これが重要なのですが,毎回きっちりと答え合わせをします。
えっ,あたりまえ?
いいえ,ほとんどの生徒(内申8以下の生徒は全員)はちゃんと答え合わせしません。
つまり,自分が正しいと思って書いたのだから,正しいに決まっていると思い込んでいるのです。
全くはじめて自己採点するがごとく,「合ってるかな?ひょっとして間違ってるかな?」とわざとビクビクしながら一画一画丁寧に「突き抜けているとかハネているとか,大丈夫かな?勘違いしてないかな?」と思いながら採点するのです。
ひどい生徒は,答を見ずに○つけします。
ホントです。
まだ,パッと見でだいたい似ているから○をする方がマシに思えるくらいです。
たとえば,「拝む」という字を書いて,横棒が三本なのに平気で○をつける生徒。
「完璧」を「完壁」と書いているのに○をつける生徒が後を絶ちません。

具体的に,どのように勉強するかは,塾でいつもやっている方法をそのまま真似して下さい。
試験の範囲に100の漢字があるとします。
まず,100の漢字を書いてみます。
記憶が怪しい漢字は何度か書いて覚え込みます。
「見て」ではなく「書いて」ですよ。
ここで,間違って覚えないように,何度も正しい字と,一画一画チェックですよ。
そして,テストしてみます。
これも,必ず100個全部きっちりチェックします。
70個くらい合うでしょうか。
そして,書けなかった30の漢字を覚え直します。
できなかった漢字に印をつけて,数時間とか1日経ってからもう一度試験します。
img1 覚え直した直後に試験してもダメです。
そんなのは覚えていることになりません。
しばらく経っても忘れずに覚えている長期記憶でないと全く意味がないのです。
できる生徒とできない生徒の大きな違いがここにあります。
かならず長期記憶化できているかを常にチェックするのができる生徒です。
世の中の95%はできない生徒さんです。
(内申8以下は全員ね。)
2回目はおそらくかなり書けるはずです。
img22回目
それでもどうも覚えられない漢字がいくつか残ると思います。
それをまたくり返し書いて覚えます。
1日後にテスト,また書けない,覚え直す,さらに1日後にテスト・・・
img33回目
試験の前日には,とりあえず全部覚えている状態になっているはず。
そこで,前日にまたすべての漢字を書いてチェックします。
これで考査当日に漢字で点数を落とすことはないはずです。

ただし,心配ごとが一つ。
その試験範囲で合ってますか?
先生が「ここも出すからやっておくように」とつぶやいたのを聞きのがしているとアウトです。



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