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尾崎塾
富田教室

[2014年6月2日]

定期考査前の学習計画(社会科編)

社会科はとにかく暗記科目と言われます。
ある程度それはそうです。
たくさんの人名,地名,史実,年号などなど,覚えるしかないでしょう。

基本はくり返し覚えることです。
試験の前日にばーーっと覚えてはいけません。
1週間前からしっかりと長期記憶になるように覚え込んでいきます。

当然社会科も書いて覚えます。
一問一答的な問題は,漢字の覚え方と同じで,まず覚え,試験してみて,できなかったのを覚え直し,少し間をあけて再度試験というサイクルでつぶしていきます。

気を付けるのは,問い→答を条件反射的にやらず,毎回全く新しく見る問題だと思ってやること。それから,答の用語から,問題文が言えることです。この逆パターンを意識するかどうかで定着が違ってきます。

しかし,この一問一答的な演習は,ごく一部の演習です。本当はもっと大切な演習があります。

それは,「文脈」です。

地理なら,この国はこのような特徴があって,このような事件をきっかけにこの国とこの国がこう動き,地形的にこうなのでこの産業が発達した,みたいなストーリーをちゃんと把握するのが大切。
○○の戦いは,この人とこの人がこのように考えて戦い,その後このようになったが,その火種がくすぶっていて,後の○○の乱につながった,みたいな。
上記の例はまったく抽象的なたとえですが,ようするに,教科書に書かれている程度の文脈は暗唱できるくらいわかって試験を受けるべきなのです。

そういう意味で,学校の授業のノートやプリントを試験前にちゃんとまとめ直すのが大切です。
いいですか,プリントは先生が授業の効率化のために渡してくれたものであって,本来は板書してすべてを君達が書くべき内容です。
だから,試験前には,そのプリントに印刷されているすべての事柄をノートに自分の手で書き写す作業が必要です。
そんなめんどうなことできない?
じゃあ,やらなくていいけど,点数が取れずに将来の進路先が1ランク下がっても知りません(^○^)

めんどうなことをする力が学力をつくります。
楽に,目でなぞっているだけで身に付くものは少ないのです。
非効率に見えても,本当に実力をつけるには必ずノートにまとめ直す必要があるのです。
これは他の教科にもあてはまります。
プリントを配られたら,それをノートに全部まとめ直しましょう。

とはいえ,無味乾燥な用語を書き並べるだけでは面白くありません。
色ペンをつかってカラフルに,そして言葉と言葉を樹の枝のようにつなげて覚える方法があります。
img1 メモリーツリーとかマインドマップと言うやり方ですが,特に中学の社会科や理科で威力を発揮しそうです。
各用語のつながりを意識して覚える訓練になりますのでぜひやってみて下さい。

江戸幕府の政治をPDFにしてあるので,参考にしてください。
  ↓
江戸の改革



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