子の進路を狭める過干渉な親詳細情報

[2014年6月4日]

子の進路を狭める過干渉な親

このブログはしょーもない趣味の話なども書いているが，目的は何かというと塾を知ってもらうためである。
個人でやっている塾なので，塾長がどんな人間であるかをわかっていただいて，塾長の考えに乗っかっていただくことで教育効果が最大になるからだ。
なのに，その考えに乗っかれないので「こうしてくれ」とか「ああしてくれ」とか言われても，こちらはそれが最適と思っていないのだから結局こちらの思ったようにしかやってもらわない。
こう書くと，生徒本人がこうして欲しいのを頭ごなしに否定して，塾の都合のよいように誘導しているのではないかとの疑念が湧くかもしれないが，疑念が湧くのはこちらを信用していただいていないということなので，はじめから塾に来なければいいのだ。
実際のところ，接してもらえればわかるが，頭ごなし的な指導とは逆の雰囲気だと感じる生徒が多いはず。生徒本人の希望があって，それに向かうのに最適なことを提案するわけで，ほとんどの場合，生徒本人がそうして欲しいと願っていることをこちらが提供するので，この上なく充実した受験勉強ができる塾なのだ。
ごく稀に，ようするに自分の思うように成績が上がらないことに不満で退塾にいたるようなケースがあるが，それは１０回やらねばならぬことを２〜３回ですませられると思っているくらい感覚がかけ離れた場合だ。

そもそも，生徒本人には何をどのようにやるのが最適かなどわかるわけがない。
そして，親御さんにもわかるわけがない。
ちなみに，最適な方法というのは，おそらく複数あるということもわかっていない。

一般に集団塾だと，授業の進度が決まっていて，それに全員が合わされてしまう。
ところが，個別塾だと，一人一人に合わせてもらえるようなイメージになる。
それは大きな間違い。
集団一斉授業でも，講師の力量があれば個々の反応を見ながらやるので，おのずとその生徒集団に最適な内容に進化することができる。
逆に，個別の場合は，たいていは講師の頭数を集めるのが難しいので，３流大のできの悪い学生がマニュアル通りに教えるという画一的指導になる。生徒に応じて対応してくれるなどはありえない。
逆に集団授業でも力量のない講師はダメだし，個別で優秀な先生に当たれば超ラッキーだ。
こんなこと当たり前すぎて書くまでもない。
だから，塾選びに慎重になるのはわからないでもないが，ウチの塾のブログを読んで，こちらをすんなりと信用してもらえないようでは話にならない。

ウチの塾は，その生徒の進路実現に最適な方法を複数知っている塾長が，その生徒に合うものを提供してあげるという方式なので，他のどのタイプの塾よりもフィットする確率が高いのである。

今日書くのは少なからずムカついた話。
そう書いてあるのを信用しないのならそれで結構なのだ。
一昨日，昨日と連日電話問い合わせしてきた親御さんは，いちいち書いてある内容を質問して来られて閉口した。
ゴミを外の缶入れに捨てる生徒がいるのかとか，犯人さがしをしているとか，泥まみれの靴で入ってくる生徒がいるらしいがこういう場合はどうかとか。
そういうことを書いたから，素行の悪い生徒がたくさんいるかのように思えるのかもしれないが，めったにないことだから書いているのだ。
そういう文脈も読み取っていただきたい。
他塾より相当にお行儀が良いと思う。
他の塾と違って，ガラス張りで外からよく見えるようにしてあるのはそういうことだ。
自信を持ってお見せしているわけ。
で，お行儀の悪い奴は辞めてもらうので，お行儀の良い集団が保たれる。
辞めさせた後の授業料はどうなるのかも聞いてきた。
そんなこと聞くのも失礼な話だと思うが，これは塾規約にもちゃんと書いてある。
こちらからクビにする場合はその後の授業料はすべて返金する。
そうでないとクビにしにくいから。
息子さんは相当よくおできになるようで，特に数学にはうるさいとか何とか。
ウチの塾で物足りなそうなら駿台に行けばいい。
そして，いつも駿台の講師室で見ている様子と比較して，ウチの塾の方が聞きやすいかもしれないと言うと，駿台に兄が行っていたので，駿台の様子は知っているとおっしゃる。
へぇー，そうですか。講師室の中で生徒さんと対応されている講師の様子を間近でいつも見ている私が説明しているのを，あなたのそのごくわずか＝自分の息子の体験で口をはさむ神経が全くわからない。
こちらは，この業界で三十年近くもやっていて，何千人の受験生を見てきて，その上でモノを言っている。
それとほとんど対等目線の感じで話してくるのははっきりいって失礼な印象を受けるのだ。
そんなに目が肥えてらっしゃるのなら，ウチの塾よりもさぞ良い環境のところを見つけることはできるでしょう。
（そんな塾あるもんか！）
ひょっとしたら，息子さんはウチの塾＝私を気に入ってくれて成果があったかもしれないのに，その前に母親がデシャバッて混乱させている。
母親本人は質問しているだけだと思っているようだが，それが相手に失礼にあたる場合があることを知らないといけない。
さらに，長時間の電話で，予定の仕事ができなかったのだが，その何十分の時間は本来生徒の教科指導に向けることができたのだ。
いや，どなたであっても，生徒さんの学力向上につながるご質問に答えるのは何時間でもやってきたし，その時間は有効なのだ。
全く不毛な時間が何十分も費やされたことは世の中の損失だと認識してもらわないといけない。

そんな気分の悪い電話があったので，気分を悪くして時間をとられただけなら大きな損失だから，このブログのネタにさせていただいて少しでも有効に活用させていただく次第。

どーせそういう了見のせまい塾長がやっている変な塾です。
この時期，中間考査後だからか入塾問い合わせが非常に多くなっている。
ほんとうに信頼していただけない状態で入塾されることのないよう，くれぐれもお願いします。

にほんブログ村


にほんブログ村

お知らせの一覧に戻る