[2014年6月20日]
2戦終えて勝ち点1ではかなり苦しい・・・
いや,サッカーに興味のない人も,受験とか人生になぞらえて考えてもらいたい。
はじめにちゃんとやっとかないと,後での挽回が非常に苦しくなる場面は,実社会にもたくさんある。
大学進学ということ一つとっても例外ではないのだ。
大学進学の後に希望の職業がある。
そして,充実した人生が待っている。
その第一段階で,その将来に進むのに非常に苦しい状況になるか,まあなんとかなる状況かは,高校進学時点でほぼ決定すると言って過言ではないのである。
どういうことか,下の図を見てもらいたい。
高槻北高校から関大レベルの大学に行くのは非常に難しいのである。
その理由がこの図だ。
意味わかるかな?
横の長さは授業時数だ。
だいたい,公立高校ならどの学校も時間数は同じくらいだ。
ところが,授業中に習う内容の濃さが学校によってかなり差があるのをご存知ないだろう。
図の中の○が学ぶ内容だと思って見て欲しい。
おそらく,三島高校で学ぶ内容の半分くらいしか,授業中に教わらないのだ。
具体的に言うと,ちょっと難しいが,化学で電池を習うとする。
高槻北高校では,イオン化傾向というのを教えて,現行課程では中学生がやる程度の内容でおしまい。
三島高校なら,少し詳しく,ボルタ電池だと長続きしない理由を教えて,減極剤を入れれば反応が続くことまで教える。
さらに,春日丘高校なら,燃料電池やリチウムイオン電池など,最近の入試に出てくるような応用も教える。
さらにさらに,私立高校の特進クラスなら,その問題が解けるかどうかの演習やテストまで行うのである。
だから,仮に高槻北高校で学校の成績が良くても,入試問題を読んで全く意味不明となる。
「減極剤を入れると反応が続く理由を答よ」と問われて,「減極剤って何ですか?」みたいなレベルなのだ。
要するに,毎日毎日の授業で,2倍,4倍,10倍の学力差がついていく。
毎週毎週,どんどん差が広がっていくのである。
もともと,学力的に劣っている方が勉強内容が薄く,時間も少ししかやらない。
そんなので難関大と言われる関関同立などに合格できるはずがないではないか。
そんな当たり前のことに気づかずに日々安穏と暮らしている平和ボケ生徒の集団が高槻北高校なのだ。
そして,同じことが三島高校生にも言える。
春日丘高校や茨木高校で日々行われている授業レベルよりも格段に内容が薄いのに,その定期テストで四苦八苦している。
塾に考査対策をやって欲しいという意味不明の要求をする時点で自分たちの置かれている位置がわかっていないのだ。
これだけ書いてもわからないだろうが,ちなみに,私立特進の授業を受けても全く十分ではないのだ。
さらに各自で繰り返し繰り返し演習を重ねるから難関大に合格できるのである。
ゆるい授業の高槻北高校の生徒がクラブ活動をやっていて関関同立に合格したり,三島高校の生徒がクラブ活動をやっていて国公立大に合格したりする可能性はきわめて低いのだ。
よーく考えて日々を過ごしていただきたい。
あの・・・,決してクラブ活動の意義を否定しているのではありませんよ。
両方は得られないと言っているのです。
そんなの虫が良すぎます。
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