[2014年6月23日]
昨日はこんな広告が舞い込んできた。
3倍反響があるらしい?
中身を見ると,ウチの塾の考え方と正反対の内容だったので笑ってしまった・・・
特に,クチコミについての考え方。
どうやら,「クチコミの作り方」みたいな話なのだ。
クチコミって,そもそも生徒さんや保護者の方が「あの塾いいよ」と他の方へ紹介するものなのだ。
塾の方から「ウチの塾がいいって友達に紹介してね」とお願いして発生させるものではないだろう。
百歩譲って,とても素敵な塾なら,言われた方も協力してあげる気になるだろうが,クチコミを誘導することに精力をそそいで,教学的な指導がおろそかになっていては本末転倒になる。
学習塾に限らず,どの業界でもあるのだろうが,紹介されたら何割引きとか,紹介した方にも割引が発生するなど,結局お金で入塾をつるような発想はどうなのか?
ウチの塾とて,経営をしているので,入塾に5000円余分にかかったとしても,入塾してもらえれば毎月お金が入ってくるので元がとれるという足し算引き算くらいはわかる。
だた,そこへかける労力とコストを他へまわした方が良いと考えてしまうのだ。
(ありがたいことに,そうまでして生徒を集めなくても,結構来ていただいてるというのもある。)
たとえば,ウチの塾も兄弟での入塾は多いのだが,これは究極のクチコミで,親が子供に,姉が妹にといった信頼できる家族のすすめなので,かなり強力だ。
しかし,ウチの塾としては,通われている方はわかるだろうが,兄弟姉妹のご入塾を歓迎しているわけではない。
むしろ,よく考えて入塾を検討していただくようにお願いしている。
実際,兄がすごくうまくいっても弟がクビになったケースもあるし,姉がうまくいかなくても妹はすごく良かったというケースもある。
双子でもそれぞれ成果は全く異なるのだ。
ウチの塾は一人一人,個々の状況に応じた最適なものを提供するのがコンセプトなので,兄弟姉妹だから割引するという理由がない。
むしろ,全く別の人間だということを明確にするために,そういう割引は一切しないことにしているのである。
したがって,友達紹介というのも実は全く歓迎していない。
ご兄弟姉妹の場合は,保護者の方の理解という面では一定の水準であることが保たれるのだが,紹介された方がどれだけウチの塾をご理解いただけるかは非常に怪しい。
というか,ウチの塾の最大の悩みは,塾のコンセプトが伝わりにくいという点。
毎日ブログを書いて,なんとなくこんな塾ですというのを発信し続けることで,保護者の方はだんだんと塾のスタイルを理解していかれるものと考えている。
そのわかりにくい塾を,どうやって他の方へ伝えることができるのか。
もしもうまく伝えられるという方がおられたら,すぐに宣伝広告部長として雇わせていただきたいので,ご連絡下さい!
というわけで,ウチの塾の場合は積極的にクチコミしていただかなくて結構,というか,ご自身の目でみて塾の雰囲気を感じて入塾を決めていただきたいので,もしも誰かに,
「どこの塾に行ってるの?」
と聞かれたら,
「無名塾」とでも答えていただいて,
「名前の無い塾なんてあるかいっ!」
とツッコんでもらって,
「はははっ(^o^)」
という程度のクチコミでOKです。
それでも,しつこく塾のことを聞かれたら,
「えーっ,どうしても知りたい?相当変わった塾で,塾長は変人だし,合わない生徒はすぐクビにする恐ろしいところだよ。
とりあえず塾長がブログ書いてるから読んでみたらいいかも。それで,よほど気に入る要素があったら問い合わせしてみてもいいかもね」
くらいの紹介がよろしいかと・・・
(余計に値打こいてる?)
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ちょうど本日も1名の生徒をクビにしました。
入塾前から無理だと念を押して,それでも入塾してきて,やはりこちらの意図を全く理解できない。
指示したことができない日々が続いたのでアウト。
クビになる理由も理解できないようでしたが・・・