[2014年6月24日]
とある公立中学校の数学の解答プリント。
今時,手書きというのも微笑ましいが,生徒が質問してきた問題は,先生が計算ミスしていた。
2か所も・・・
誰でもミスはします。
数学の先生でもミスはします。
ミスをするから,チェックします。
自分でチェックしてもいいし,他人にチェックしてもらってもいいのです。
でも,基本は自分でチェックです。
試験ってそういうものです。
誰でもミスをします。
自分の書いた答えが合っているか間違っているか,試験中は教えてもらえません。
だから,自分でチェックするのです。
別のやり方でやってみるとか,いろいろとチェックの方法はあります。
ぱっとやって,できたからと言って,すぐに提出するのではなく,完璧かどうかチェックするのが今後必要不可欠な能力なのです。
そういうことを教えるのが教育なのです。
だから,教育者は,ある程度レベルの高い受験をくぐりぬけておく必要があるのです。
誰でもミスをします。
難関大の入試では,ミスをなるべくしない力に加えて,ミスを自分で発見する能力が磨かれるのです。
これは,入試だけでなく,社会に出て本当に重要な力なのです。
よく,医歯薬看護系志望の生徒に話をします。
「このミスって,将来あなたの仕事でやったらどうなるの?
誰かに見つけてもらえたらラッキーだけど,患者の容体が悪くなって気づいたら遅いよね。」
そういうわけで,この人,数学の先生で良かったねって話でした。
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