[2014年7月14日]
今日も日経新聞のコラムから
希望する高校に入ったのはいいが,思ったような高校生活が送れない生徒が多いという話。
例1:部活を頑張ろうと思って入ったが,顧問が転勤で,後任の顧問は鬼スパルタなので部活を辞めようと思っている生徒。
例2:大学付属高校に入ったのはいいが,勉強についていくのが難しく,内部推薦してもらえないかもという生徒。
例3:自由な雰囲気の学校を選んだが,努力しない人ばっかりでこんな学校を選んでよかったのか悩んでいる生徒。
例1は公立高校ならいつでもあり得ること。
それを考えずに高校を選んでしまったのはそいつが悪い。
たとえば,芥川高校のサッカーが強いので入ったのはいいが,強くした顧問の先生は今は阿武野高校にいる。
よくあること。
そもそもだが,部活で大切な進路を決めるということがおかしな話。
プロの選手になるのなら,学校の部活レベルであるはずもなく,全くどうかしている。
ただし,私学の部活はそれなりに進路に結びつくので,よく調べた上で進路選択の優先事項としてもよいだろう。
たとえば甲子園に出場できそうだとか,春高バレーに出られそうだとか。
例2は,大学付属高校に行くのはその大学に魅力があるからであって,魅力のある大学というのは学力的にもそれなりに高い。
だから,内部推薦とはいえ,ある程度のレベルでなければ大学側も困るのだ。
仮に大学に入っても,単位を取るのが困難になる。
先日,AO入試で入学した6人に1人が中退しているというニュースがあった。
学力がなくても入れる入試だと,やはりついていけないという・・・
付属高校に行って,大学に上がれなかったら悲しいわな。
例3はまさに三島高校とか高槻北高校のような自由な高校で普通に過ごしていて,気がついたら行きたい大学が遥か彼方にというパターン。
基本的に,高校3年生から急に頑張ってもまず追いつきません。
高1から他の遊んでいる生徒を横目に,自分はしっかりとコツコツと勉強しないとダメなのです。
それなら,自由な空気の高校に行く意味がない?
そう,だから自由を満喫,部活も満喫するなら難関大学はあきらめるべきなのです。
両方得るのは無理だという例。
そういうことなので,今まだ中学生の皆さん。
すばらしい高校生活→大学生活→社会人としての生活は,すべて中学の時の進路選択にかかっています。
ゲームして遊んでいる時間やつまらない部活の時間が,自分の将来の首を絞めていることに気づきましょう。
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