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尾崎塾
富田教室

[2014年8月2日]

時間を守る文化

夏期講習の前期を受講した者は遅刻者が0であった。
当たり前といえば当たり前だが,全員の意識がそれなりに高い証拠でもあろう。

ところが,本日1名が遅刻。
この生徒はこの夏期講習からはじめて塾に来るという新人さんだ。
そして,おそらく現在のところ,全塾生の中で最も遠方から電車を乗り継いで来る。
一般的には,遠方だからという理由で情状酌量の余地があるのかもしれないが,逆にそういう者こそ絶対に遅刻してはいけないと思うのである。

近所の奴が遅刻した場合,そりゃ確実に家を出るのが遅れたに決まってる。
最悪,そいつが来なかったりして,でも家は出たとなれば,塾と家の間のどこかで野垂れ死んでるか何かだと見当がつく。
ところが,遠方だと,途中何があったかわからない。
どこにいるか全く行方不明となってしまうのである。
そう考えると,時間通りに来ない場合の罪=この場合,行先の人の心配の度合いは遠方から来る人間の方がはるかに大きいではないか。
だからこそ,遠方の人間は絶対に遅刻するなどして心配をかけないようにすべきなのだ。
それに,実際,途中で何があるかわからない。
少々のアクシデントがあっても十分に間に合うように,余裕をもって1本か2本前の電車に乗って来るべきなのだ。

日本というのは世界でもめずらしいくらい時間を守る国だ。
だから,時間を守らないというだけでかなり信用をなくし,不利になる。
相手を待たせることは相手の時間を奪っているということにもなり,そういうことを考えて行動するのが日本の文化なのである。

ウチの塾は1秒でも遅れたら授業を受けられないようにしている。
途中で入って来られたら気が散る生徒がいるかもしれない。
うっとおしい。
遅刻した本人の勉強時間が減ることは知ったこっちゃないが,ちゃんと来てやっている生徒の不利益になるようなことは全力で排除するのだ。

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音楽のコンサートでも演奏中は入場をお断りする場合が多いだろう。
それと同じだ。
テニスの試合も,ゲームの途中で入場したり,立ち歩いたりするのはNGだ。
コートチェンジの時のみ移動するのがマナーとなっている。
そんな雰囲気で夏期講習をやっている。

そう考えると,野球やサッカーって,何ともいいかげんというか大らかというか。
ゲーム中に観客は動きまくって,応援しまくって全然OK。
サッカーのPKのときに,サポーターがゴール裏でわざとじゃましたりする。
野球の最終バッターで,あと一人コールを球場全体で大合唱したりする。
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ソフトテニスはもっとすごい。
うーん,最近の試合はよく見てないが,我々がやっていた軟式テニス時代は,とてもここに書けないほど下品な状態・・・
ま,いろんな文化があるってことで。



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