[2014年8月6日]
単語は文の中で覚えるべき。
それにはDUO3.0がよい。
特に欠点のないような単語熟語集だが,どういうわけかウチの塾では使っていない。
レベルの設定の問題もあるのだが,実はもっといい教材があるのだ。
じゃじゃーん!
「英単語トレーニングペーパー(トレペ)」
↑
(ドラえもんがポケットから出した時のようなかんじで)
知る人ぞ知る。
知らない人は知らない演習書。
いや,これはB5版の冊子で書き込み式の教材だから,今まで紹介したような携帯サイズの本と比較するのもアレだが,単語をちゃんと覚えるということではこれが最適なのだ。
書き込み式だから,書いて覚えるという基本が実行できる。
すでに演習パターンが決められているので,誰でも必ず何回か書いて覚えるように仕組まれているのだ。
まず,3回書いて覚える。
次に,英→日と日→英を書いて答える。
そして,英文の空欄を埋める。
1回の演習が10単語なので,だいたい見当がつくのがいい。
単語1つに文が1つ。
DUOの難点として,1つの文にたくさん覚えるべき単語が並んでいる。
トレペは基本1文に1単語だ。(重要単語が他にうまく混ぜてあったりもする。)
そして,次に英文が書いてあって,完全な日本語訳を書かないといけない。
その英文は,さっき直前に英単語の穴埋めをした英文なので,その時に文の訳も含めて覚えておけば,ここでちゃんと書くことができる。
最後に,10の例文のうち特に重要な3つを英作文するようにつくられている。
そして,塾生には,単語を各都度,発音とアクセント位置を確認するように指示してある。
書いたあと,ちゃんと復習用のまとめページもあって,これ以上ない演習書なのだ。
ただ,CDがない。
音を聞けないのが残念。
このテキストを2周とか3周すれば,どんどん単語力がついていくし,英文和訳能力もつくし,英作文の教材にもなる。
だから,DUOもいいのだが,ウチの塾ではトレペをやらせているのである。
あと,他にも良い単語集はたくさんある。
ターゲットとかデータベースとかをやらせている生徒もいる。
時と場合によって,要するに,その教材の特性を塾側が熟知し,その生徒に最も合っていると判断すればそれを使わせるのがいいのだ。
教材というのは,決してこれが最良というモノがあるのではなく,どれも良い点があるのだから,それが最大限に活用できる生徒なら最良のモノとなり,レベルが合わなかったり,使い方が違ってしまうと最悪のモノとなりかねないのである。
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