[2014年8月14日]
ジオパークってご存知でしょうか。
昨日行って来た玄武洞もそうですが,京都から島根にかけての山陰海岸近くには地学的な見どころがたっぷりあって,世界的に認められている場所=世界ジオパークなのです。
世界遺産は有名ですが,我々変人は世界遺産を見に行くよりも世界ジオパークを訪れる方が何倍も楽しいのです。
世界遺産は日本に17もあるが,世界ジオパークは6カ所しかないので貴重だ!?
で,近場なので,丹後半島から玄武洞までをゆっくり見て周ったわけ。
1つ紹介すると,丹後半島に,知る人ぞ知る「間人」という場所があります。
難読地名の代表格です。
何と読むでしょう?
枚方とか放出とかよりずーっと難しいです(^o^)
吹田なども意外に読めない人が多いですね。
ちなみに,塾のある富田も「とみた」が普通だったりしますし。
間人はかにで有名で,間人ガニはぜひ一度食べてみたいです。
答は・・・「たいざ」
全く漢字と読みが一致する気配すらない読みです。
聖徳太子のお母さんがここへきて,立ち去った(退座)ことからついたとか・・・
というわけで,冬場に間人ガニを食べに来るならまだわかるが,夏に来てもほとんど意味のない?ところへ行ってきました。
でも,こんな風景を見ると,地学人はもうたまりません。
岸壁には昨日紹介したように柱状節理がそそり立っています!
ここの岩石は玄武岩ではなく安山岩です。
そして,その上の面が平らになっています。
これが海岸段丘面なのです。
昔,海岸で平らだった土地が10数メートル隆起しているのですね。
だいたい10万年から12万年前の海岸段丘面がこのあたりは特によく発達していて,棚田に利用されていたりします。
棚田百選とかにも出てきます。
ちなみにこの写真の段丘面には古墳があります。
考古学的にもたまらーん。
さらに,当日は台風の後2〜3日経つのにこの波です。
付近は海水浴場になっているのですが,さすがに遊泳禁止でした。
あの台風11号のエネルギーはまだまだこんな風に残っていて,日本海を荒らしているのです。
今回は京都〜兵庫東部でしたが,島根まで何回かに分けて見に行く予定です。
もしご興味のある方がいらっしゃればお声かけください。
一緒に見てまわりましょう。
(そんな奇特な方はおられないか・・・いや,ひょっとして興味はある人はいるけど,俺と一緒が嫌か・・・)
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