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尾崎塾
富田教室

[2014年8月27日]

先人の残した警告

昨日放送の「とくダネ!」で、土石流のひどかった広島の八木地区が、かつて「蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」と呼ばれていたことが紹介された。
蛇や竜という地名は,土石流が流れ落ちた痕跡が細長く削れて,そういう生物が這った跡のように見える土地につくのだ。

ああいった土砂災害が起こると,いつも地名を気にしてみるのだが,今回はテレビがちゃんと取材して伝えてくれた。
八木とだけ聞くと危険地名というイメージがないが,ここまで危険そうな名前だと,確かにテレビ的にもインパクトがある。

日本は昔から至る所で土砂災害があり,その土地にはそれなりに危険を示す名前がついているものなのだ。
だから,地名から土地の危険度も推測できるというものだ。

こんな本が出ているので読んでみるといいだろう。

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この本にも載っているが,塾の近くでは芥川。
「アク」というのは悪にもなるし,塵芥ということで,山間部からの堆積物が積もっているということにもなる。

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同じ高槻市では,冠などは「水をかぶっている」という名称だから,いかにも低湿地だった場所だ。

このように,地名は先人が残してくれた警鐘なので,もしも転居などの機会があれば気を付けてみる価値はあるだろう。






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