[2014年9月11日]
デング熱の報道が毎日ありますが,どう思われますか。
塾のある高槻市でも3名の中学生が感染したとのこと。
どの中学かなどは報道されていませんが,ウワサでおよそわかります。
塾生の友人である可能性もありそうです。
そもそも,日本の子たちは栄養状態もよく,熱が出て1週間もすれば治るので,マスコミの取り上げ方が過熱しすぎではないでしょうか。
で,大切なのは,今年になってはじめて流行したかのように見えますが,はたしてそうかという点です。
実は以前から日本各地で発症していて,今年たまたま代々木公園で見つかったために,その眼で医者が見るとたくさん見つかったというのが本当のところでしょう。
ここが重要なのです。
今まで見過ごされてきたのが,見る眼が肥えてくると見えるようになる。
世の中,いろいろなところでそういうことがあります。
たとえば,3年半前の津波です。
あのような津波が1000年も前に来ていたというのです。
それで,そのような眼であらためて地層を見ると,たしかにその時代の地層には海からの地層がはさまれていたりします。
それを知らなければ,普通に毎年毎年陸からの土砂が積み重なって地層ができているのだと思ってしまうのです。
今回,広島で大勢の方が亡くなった土石流。
これも,一般市民の皆さんが,あのような扇状地に家を建ててはいけないと,地形を見る眼を持つようになれば,今後危険な地域に住む人が減るかもしれません。
笑い話のようですが,英語の冠詞の問題で,a piano , a house , an apple, an orange と母音の前にちゃんとanをつけて正解していた生徒が,an peach とやってしまうという話。
わかりますか?
一見,正しく答えているのに,実は「くだもの」にはanをつけるのだと思っていたというオチです。
実は勉強に関してはこんなネタが山ほどあります。
このように,正解していても実はわかっていないかもしれないという眼をわれわれは持っているので,来ていただいている生徒が本当にちゃんとできているかわかるのです。
われわれの仕事は,それを指摘していく中で,やがて生徒自身が自分の学習内容を見て,ちゃんとできているかわかる眼を持てるようにするということ。
ですが,これは相当難しい。
本人はちゃんとわかったつもりですからね。
その「つもり」を自分で指摘できるようになれば自学自習力がついて,学力が加速度的に伸びるのだと思います。
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