[2014年10月5日]
救済方法は下駄を履かす以外にもある。
何せ,救済してくれない厳しい教師は嫌われる。
嫌われたらよほど力量がない限り,生徒から何らかの報復をされる。
どーせ救済してくれないんだったら,授業を妨害してやろうとか。
これが,先生の機嫌をとれば救済してくれるとなれば,生徒は現金なもので,きっちりと指導にしたがう(フリをする)くらいはするものだ。
だから,うまく救済してあげるかわりにちゃんと言うことを聞けという,ギブ&テイクが学校で行われている。
よくあるのが,授業を聞いていたらカンタンにできる問題を定期考査に混ぜること。
ひょっとすると,先生がしゃべっていた雑談の内容から出題される。
よくできた救済問題の例
似顔絵がよくできている?
あとは,本当に誰でもできる超カンタンな問題を入れておく。
それから,解答用紙に授業の感想欄をつけておき,一定字数を越えていたら点数をあげるとか。
こうなるともはや教科内容の試験ではなくなっていったりする。
とにかく,学力がなくても点数が取れる問題を40点くらい,いや,他の救済方法も使うので25点分くらい与えておけば,まず欠点を取る生徒はいなくなるのである。
それでも25点が厳しい生徒がいるかもしれない?
でも大丈夫,究極の救済関数というのもご用意しました!
「関数」?
そう,パソコン・電卓が普及した昨今,関数処理をして救済するのだ。
実際はこうやればいい。
生徒が取った点数をXとする。
Xの平方根を計算する。
そして,その値を10倍したものを試験の素点Rに変える。
R=10√X である。
これだと,たとえば25点の生徒だと,10×√25 =50点になる。
16点の生徒だと10×√16 =40点になる。
9点の生徒だと10×√9 =30点になる。
どうです?
たった,9点しか取っていない生徒でも30点に変身するのだ。
さらにこれに平常を加味することで,ほとんど40点は越える。
9点でよいのだ。
1ケタの点数を取らなければよいのだ。
これぞ究極の救済関数といえよう。
この関数の良い点は,100点の者はそのまま100点になること。
そして,下位の者ほど恩恵が大きいということだ。
この救済関数を知らないブログ読者の先生がおられたら,ぜひ使ってみて欲しい。
これさえあれば,試験を少々難しく作ってしまっても,ほぼ全員を救済できる。
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