[2014年10月10日]
体操の内村選手,5連覇。
すばらしい。
ああいった技をあのレベルでミスなくやろうと思ったら,何回練習したのだろう。
とにかく小さい頃からくり返しくり返し練習した土台の上に,さらにくり返し新しい技を積み上げていったに違いない。
まず,基礎基本をしっかりと反復して身に付けないといけない。
これは,本当に,身に付けないといけない。
勉強でいうと,掛け算の九九みたいなもので,小学校の時にしっかりとくり返し練習して,間違えないようにしておかないといけないのだ。
そして,その上に中学校や高校での難しい数学が乗っかってくる。
英語もしかり。
およそ大学入試になって英語が苦手ですと言っている連中は,中学1年生で身に付けておくべきことをきっちりと押さえていない。
英作でも平気で三単現のsをぬかす,冠詞がおかしい,時制が無茶苦茶。
大学入試の結果は中学の時にほぼ決定していると言っても過言ではない。
だから,進路先の高校で大学が決まっているように見える。
高校で大学が決まるのではなく,高校に入る学力が中学で決まっており,その中学での学力が結局は大学入試で問われてしまうのである。
残念なことに,今の中学生は十分な練習をしているとは到底思えない。
だらだらした部活で時間をつぶし,家ではゲームや携帯いじりで時間を費やし,塾でも個別指導と称する大学生との雑談でくり返し練習する時間がほとんど確保できていない。
せっかく,考査前に,各自でしっかり練習する機会があるのに,1回できたからそれで勉強終了。1回覚えたからもう覚え直さない。1回できなかったからもういいや?
そういう意味ではスポーツと勉強は全く同じと言ってよいほどよく似ている。
基礎基本を反復練習して,その上にさらにくり返し練習をしてやっと成果がでる。
内村選手に鉄棒のカッシーナのコツを教えてもらったらいい。
できるわけないっしょ?
難関大学に入るのにも,ちょっとコツを教えてもらってすぐにできるようになるというカンタンなものではないのである。
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