[2014年10月15日]
シーズン2位のオリックスが3位の日本ハムに負けてしまった。
下剋上などというが,今回は実力のある日ハムが,精神的な面でも断然優位に立っていたと思われる。
野球に詳しくない人にはわかりにくいだろうが,プロ野球は1年間144試合もやってそのシーズンの順位を決める。
そして,シーズンの2位と3位が戦って,勝った方が1位と戦い,その勝者が日本シリーズで他のリーグの勝者と戦う。
今回,オリックスは1位のソフトバンクとほぼ同率でわずかの差で2位だった。
当然,2位のオリックスが3位に勝ってあたりまえという雰囲気。
そして,選手も負けたらシャレならんという気持ちになる。
だが,しかし,実際は今の日ハムとオリックスでは日ハムの方が強いのだ。
野球に詳しい人は知っていると思うが,昔のパリーグは前期後期の2シーズン制をやっていた時がある。
シーズンの前半で優勝を決め,後半でも優勝を決め,その勝者が日本シリーズ出場をかけて戦うシステム。
もしも今年,その2シーズン制をやっていたら,前期優勝はオリックス,後期優勝は日本ハムなのだ。
なんとソフトバンクは日本シリーズに出場できない!
秋山監督の辞任も当然だ。
今一番パリーグで強いのは日本ハム。
その相手に,勝って当然と思われているオリックスのプレッシャーは相当なものだった。
試合の終盤は本当に選手の表情が硬かった。
そういうわけで,今回は下剋上でも何でもなく,強い方が勝ち上がったと見るのが正解だろう。
ソフトバンクも1勝のアドバンテージがあるものの,うかうかしていると日ハムが日本シリーズ出場ということになってしまう。
受験も同じことがいえる。
合格して当然と周囲に思われていても,本人は相当なプレッシャーを感じている場合がある。
逆に,スタートが出遅れていても,しっかり巻き返して入試当日に実力をつけていれば,逆転できる。
結局は実力のある者が上にいくという話だ。
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