[2014年10月18日]
考査勉強で塾を休むなんてアホだと言っているので,それこそアホな人が聞くと,ウチの塾は考査勉強などせずに,塾の勉強だけやっとけと指導していると勘違いする。
全く逆です。考査勉強はしっかりやるのが普通だと考えている。
具体的には,今から書くようにきっちり計画的にやるのが普通だと考えている。
考査に向けて,どれくらいの勉強時間が必要かの目安は,だいたい,1科目あたり10時間だ。
高校生は科目が多いので,たとえば9科目の試験があるのなら,試験前に合計90時間以上は勉強時間を確保しないといけない。
以下に,たとえばこの週末をはさんだ考査があるとしたときに,どの程度の学習時間を割り振るかを示した。
このような計画を,考査の時間割が発表された1週間前にしっかりと作成し,計画どおりに勉強すれば,およそ考査に対応できる。
赤点などとるハズはない。
そして,入試に関係のある科目ならば,入試に通用する学力を考査という機会を利用してつけておくのである。
割り振りの基本
(1)1科目あたり10時間は必要・・・科目ごとに合計が10以上になっているか確認(青い部分)
(2)1日あたりの学習時間・・・平日は4〜5時間はできる。土日は12〜14時間はできる。考査中は10時間はできる。(緑の部分)
(3)各科目の学習日の配置・・・暗記ものは前半から散らして,長期記憶できるように繰り返す。同じ科目ばかり続かないように2日おきとか,1日おきとか。決して前日だけの一夜漬けにならないようにする。
(4)その結果,総学習時間が90を超えているはず。
この日程では,13日が祝日なので,総学習時間が100を超えている。
また,実際はもう少し学習時間をとれる。実は日曜日に14時間くらいやるのが普通なのだから。
他に塾があったり習い事があったり,家庭の事情で増減することはあるだろうが,およそ「普通の高校生」はこんな風に時間を配分するのだ。
そう,「普通の高校生」の意味は,「難関大に普通に合格する高校生」。合格する高校生は普通はこれくらい以上はやるという意味。
このように計画して,そのように実施する。
学習量はこれで全く「普通」なのである。
「そりゃそーや,それくらいやって普通やし,自分はもっとやっているわ」というのが普通。
「えー,そんなにたくさんやるのー?冗談でしょ?」と思った人は,大学入試をあきらめましょう。
そもそも,その感覚ではロクな大学に入れません。
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