[2014年10月19日]
少子化で,小中学校の統廃合が加速する?
しかし,公立の学校は,その地域ごとに存在すべきで,通学に何キロも通塾に要するのは好ましくないだろう。
ただ,ある程度の人数が集まらないと,集団でしか学べないこともあるので,難しいところだ。
公立高校の統廃合は大阪でもすすんでいて,合併して新たな魅力ある学校をつくるのはよいことだ。
ウチの塾の近くでは槻の木高校などは,いい感じで学校をつくりあげてきている。
一方で,私立高校が潰れたという話をあまり聞かない。
ドラマで,男子校と女子高が混ざるとどうなるかみたいなのをやっているが,現実には私立高校は潰れないでやっている。
理由は,カンタンで,公立高校の定員を減らしているからだ。
進学希望者数 − 私立の定員 = 公立の定員
という単純計算で決めているので,私立は潰れない。
おまけに私学は助成金までもらっているので,私立とは名ばかりで,教育という大義名分だけで飯を食わせてもらえる特権業界なのだ。
本当に倒産する危機感がないので,真剣に教育内容をよくしようなどとしなくても大丈夫。
今までどおりで飯が食える。
大学もそうだ。
記事にあるのは国立大へは成果に応じたお金の配分と私立大へは連携統合への助成金。
前者は,すでに科研費が研究内容や成果に応じて配分されているので必要ないだろう。
問題は後者。
連携や統合は私学どうしで勝手にやればいい。
なぜ公金をそこへ投入するのかわからない。
そもそも,高校も大学も,私学は公金を受け取ることはできないはずなのだ。
実際は,その公金のおかげて倒産せずにすんでいる。
世間では話題にならないが,実は私学助成金は憲法違反なのである。
日本国憲法の第89条に完全に抵触するのだ。
だから,来年からすぐに私学の助成をやめたらいい。
すると,授業料を大幅値上げ。
人気のない,デタラメな大学はすぐに学生が来なくなる。
人気のある大学は,企業がスポンサーになって助成するなどしたら,学費は据え置きで学生は集まる。
その優秀な学生がスポンサー企業に有利な条件で就職していく。
市場原理にのっとって,健全な形になる。
連携統合に公金を支出するなんて,もってのほか。
全く意味不明。
大切なお金を,デタラメな教育の継続に使うのと,お金をカットして,その分をもっとちゃんとした教育に使うのとどちらがよいか。
なぜこういうことになるかというと,私学と文科省もいろいろ癒着があるからだ。
憲法9条だけでなく,教育でもこっそり憲法違反が行われていることをマスコミはもっと指摘すべきなのだ。
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