[2014年10月30日]
今朝のニュースで,カナダのイエローナイフという町で邦人の女性が行方不明とか。
心配ですね。
実は,この町はオーロラで有名なのです。
私は4回行きました。
平らな平原の中,湖のほとりの町です。
はじめ行った頃はそうでもなかったのですが,行く度に日本人の観光客が増えています。
年間に何万人も訪れるのです。
非常に治安のよい町で,へたに大阪や博多の町をうろつくよりもずっと安全だと思っています。
何があったのでしょうか。
オーロラはこのカナダ北部の町のように寒いところで見られるので,多くの人が「オーロラって寒くないと見られないのでしょ?」というトンチンカンな質問をします。
オーロラは太陽からの電気を帯びた粒子が地球磁場にとらえられ,極へ運ばれて上空の大気にぶつかって発光するものですから,地上の気温は全く関係ありません。
重要なのは太陽の活動が活発で,太陽から粒子がびゅんびゅん飛んできているかどうかです。
そういう意味では,ここ数日は太陽に大きな黒点が発生し,大きなフレア(爆発)が多数起こっています。
おそらく今日あたりも,すごいオーロラの乱舞が見られるはずです。
通常はだいたい緑色に発光します。
上空の酸素に衝突すると,緑色になります。
そして,さらに上空の酸素は赤く発光します。
この赤色は淡いので,肉眼ではあまり見えませんが,明るいオーロラだとなんとなく赤っぽく見えます。
今日のように,大きなフレアが発生すると,非常に明るくて動きの激しいオーロラが見られ,オーロラ爆発という表現をします。
この状態になると,下方の窒素にまで荷電粒子が到達し,それがピンク色に光ります。
これが見られたらもう,最高です\(◎o◎)/!
みなさんも,一生のうち1回くらいはオーロラを見に行かれてはどうでしょうか。
ただし,やはり一人歩きは心配なので,何人か連れ立ってどうぞ。
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