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尾崎塾
富田教室

[2014年11月6日]

統計がわからない先生方へ

受験には偏差値という用語がつきものです。

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ところが,偏差値が何を表しているか,全くわかっていない人がほとんどだという奇怪な現象が起こっています。

その数字に一喜一憂する生徒や保護者に偏差値についてどれくらい知っているか聞くと,ほとんど誰も知りません。

知らない数字にどうして一喜一憂するのか,全く不思議な現象です。

さらにおかしなことに,学校の先生に偏差値の意味を聞いても歯切れの悪い答しか返ってきません。
たとえば,自分の教科の試験を統計処理するのに,平均点を算出しますが,各生徒の偏差値を算出して下さいと言っても,ほとんど誰もできません。
いや,エクセルなどのソフトを使ってもいいから出してくれと言ってもできません。
そもそも,学校の教師も偏差値がわかっていないのです。

たとえ,計算ができても,その意味がわかるかどうかも別ですから,おそらく学校の先生で偏差値の意味をわかって使っている人は非常に少ない。
勝手な予想ですが,学校に1人か2人でしょう。

えっ?数学の先生なら意味わかってるだろうって?

ハハハッ(^o^)
NONONO!
甘いです。
天地真理です。

どうやら,高校の新課程になって,多くの数学の先生が困っているようなのです。
新課程に統計が入って来たからです。
だって,数学の先生も,ちゃんと統計の勉強したことないのですから。

そんな先生方におススメなのがこの本。

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前著に続いて「実践編」が出ました。

正規分布,標準偏差の話から勉強できます。

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基本的にはビジネスマン向けの本ですが,因子分析の手法など教育分野にも応用ができる内容です。

とにかく日本の学校の進路指導は無茶苦茶です。
よくわかりもしない数値を元にした知ったかぶり教師の話を聞いて,それに振り回される生徒と保護者。

先生方,お願いですからもう少し勉強しましょう。






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