[2014年11月18日]
一般の方々は進路に関する情報をどのように得ているのだろうか。
あまり意識の高くないご家庭とその生徒は,学校の提供する情報のみで進路を決めてしまう。
それはそれでいいのだが,本当はもっと多様な選択肢があるのだから,運よくそういう情報が手に入れば違った人生を歩むことになる。
最近はネットに情報があふれている。
だれでも見ることのできるサイトの掲示板で,こんなのがある。
↓
インターエデュ
インターエデュというサイト。
掲示板という形式で中学,高校,大学,あるいは塾・予備校といったジャンル別に,いろんな人がいろんなことを書いている。
誰かが「○○高校の評判ってどうですか?」とスレッドを立てると,その高校の近所の方や在校生,あるいはその親,関係者などがいろいろと書きこんでくれるというしくみ。
たしかに,実際に世の中の人が感じている生の声に近いものが手に入る。
ただ,気を付けないといけないのは,生の声=真実とは限らない点だ。
あそこの生徒はガラが悪いと書き込まれたとしても,たまたま書き込んだ方が遭遇したのがガラの悪い生徒であって,多くは好印象の生徒ばかりというケースもある。
何か恨みがあって,わざと悪く書く人もいるかもしれない。
当然,逆もあり得る。
私学の関係者が宣伝まがいのことを書く可能性もある。
実際,私の勤務している学校が書かれていた内容を見ると,外から見た人の書いたことで,ちゃんと当たっていると思われる内容は半分もない印象だ。
逆にいうと,話半分でもまだ信じすぎという感覚。
つまり,世間で考えられているような学校像は実際とはかなり異なっているということだ。
特に,入試制度というデリケートな部分は,外部にはちゃんとは漏れてこない。
自分勝手な憶測でいろんな人がいろんなことを書く。
ほとんどの塾の講師などは,入試の本当のしくみを知らないはずだから,塾の先生がこう言っていたという情報ほどあてにならないものはない。
しかし,世間では塾とはいえ一応先生と名のつく人が言うので信じてしまうケースが多いだろう。
他にヤフーの掲示板とかいろんな質問サイトで学校の評判が出回っていたりする。
結局,どんな情報でも,かなりいい加減な人がテキトーなことを書いていたりするので,話半分というより,話10分の1くらいで読むのがネットの情報の使い方ではないだろうか。
まあ,そんな中,9割以上本当のことを書いている(そのうち怒られます)当ブログは貴重な情報源であるハズだ。
そうでしょう?
しかし,これは本当に現場で行われていることを明らかにして,現場がもっとよくなることを期待してのことである。
実際,多くの学校の先生も読んでいただいていると思うが,ぜひともダメな点は改善していただいて,入学した生徒さんがよりよく成長する環境をつくってあげていただきたい。
にほんブログ村
にほんブログ村