[2014年11月24日]
知っている人は知っていると思いますが,
(知らない人は知らないと思います・・・)
実は,わたくし,大学時代は体育会で軟式テニスをやっていましたヽ(^o^)丿
それで,OB会がありまして,顔を出してきました。
昼間にテニスをして,夜は学生たちは納会へ。
私は我々の代より少し上の代の監督をされていた大先生を囲んでの宴会へ。
体育会というのは上下関係が厳しく,世の中の多くの人は頭のおかしな人間の集団と思っているかもしれません。
ところが,実際には人間関係のあるべき姿が体現されている,とても人間的な場所なのです。
昨日,我々がお招きした先生は30年も年上の先輩。
81歳の今でも矍鑠として他大学の監督をされていますが,私が大学生の当時は全国大会連続何十年の松陰高校の大監督をされていました。
あるとき,私と1年上の先輩が呼ばれ,その高校の練習相手をしに来いと言われました。
そういうのは基本,「断る」という選択肢はありません。
体育会ですから(^○^)
ほら,やっぱり上下関係が厳しくて,その大先輩は自校の選手育成のために大学の後輩をこき使ったのだと思われるでしょうか?
全然ちがうんですね,これが。
たしかにその高校の生徒のためにこき使われますよ。
でも,それは我々のためでもあったのです。
練習後,先生はその先輩と私を焼肉屋に連れていって腹いっぱい食わせていただいた上に,いろいろとためになるお話をして下さるのです。
一緒に行った先輩は後に全日本のナショナルチームに入って,アジア大会銅メダルを取るすごい人なのですが,その先輩も私も卒業して学校の教員になったのです。
偶然かもしれませんが,高校生を指導する超一流の現場を体験させていただいたことは,後に教員をめざしたことと無関係ではなかったように思います。
このように,体育会というのは損得ぬきに先輩は後輩のためにいろいろ考えてほどこしをしてくれるし,後輩は先輩をありがたい存在として尊敬し,そのような先輩になろうと自分を磨いていく集団なのです。
就職の時に体育会出身は有利だといわれる理由はこういうところにあるのです。
つまり,理不尽な上からの要求を文句を言わずにただ実行するという,非人間的な上下関係が期待されているのではないということ。
体育会の学生は実に人間的で,それをベースにして自分を磨いている集団だというのが就職に強い本当の理由なのです。
ちなみに,ウチの塾は少なからず体育会的なノリがあります。
この空気感が気に入った生徒諸君は,大学では体育会の運動部に入って充実した学生生活を送ってみてはどうでしょうか?
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