[2014年11月30日]
朝日の記事です↓
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私大の定員超過抑制へ 文科省検討、大都市で助成厳格化
東京都の大規模私大の今春の入学状況を見ると、定員に対する入学者の割合(定員充足率)が110%を超える例が目につく。
例えば法政大理工学部(入学定員553人)と立教大社会学部(同465人)は119%だ。文科省が方針通り、定員超過のペナルティー基準を120%から110%に下げた場合、助成金がもらえないことになる。
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さらに,この記事の続きで,金子元久・筑波大教授(高等教育論)の話=大学は教育の質で選ばれるべきだ。東京の大規模私大は教員1人に学生60人の学部もあり、質が保たれているか疑問だ。
とあります。
国公立大学と私立大学の大きな違いのひとつがこの「教員一人あたりの学生数」です。
大教室での授業なら100人でも一度に指導できますが,卒業研究あるいはゼミという形式の濃い内容の授業は多人数では難しいでしょう。
特に,理工系だと国公立大のように教員が一人一人の学生をしっかり指導できる環境が圧倒的に優位です。
そういう意味で,文科省が都市部の私立大に「もっとまともな教育をしろ」というのは正しい方向性といえます。
恥ずかしながら,私自身,東京の大学というのをほとんど実際に見たことがなく,昨年にはじめて東京を半分くらい回って見学してきました。
ホントにビックリしました。
ほどんとの大学が高層ビルなのです。
とにかく細長〜い箱に学生を詰め込んでいる印象でした。
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