[2014年12月9日]
早目に受検した一部の塾生のVもしが返ってきました。
順次返却しています。
ちょうど中学校で面談が行われ,受験校を決めていく時期です。
ですが,気をつけて下さい。
中学校の先生は,あなたたちを見て話をしていません。
いいですか,
中学校の先生は,担任の先生も,教科の先生も,あなたたちを見ずに進路の話をします。
もう一度,念のために書きます。
公立中学校の先生は,生徒を見ずに進路指導をします。
これが事実なので,そのつもりで懇談に臨んで下さい。
先生方に,悪気はないです。
それが仕事なのです。
本来はそういう仕事ではないのでしょうが,今の,特に大阪の公立中学校の先生は,生徒を一切見ずに進路指導をするのが仕事だと固く信じています。
どの学校でもそれは年配の先生から若い先生へと強く強く伝承されているのです。
えっ?では何を見ているかって?
それは,あなたたちの先日とった実力テストの点数と,内申点と,私立高校から提示された基準点と,過去にその中学校から合格した生徒の点数を見ているのです。
そうなのです。
数字しか見ません。
たしかに,あなたたちの点数なのですが,数字しか見ていないのです。
その点数をとって以後の頑張りとか学力の伸びとか,一切見ません。
特に,実力テストなどは,1回の試験のみで完璧に決定されてしまいます。
たまたま得意分野が出たり,出なかったりの運もあるでしょうし,先生が決めたテキトーな配点で1点や2点変わってくるでしょう。
そんなことはおかまいなしに,その点数が1点足りないと「厳しいです」1点でも上回っていると「大丈夫」という0か1かの答を数字で判断するロボットなのです。
そういう人間,ロボットみたいな人間にならないようにという,文字通り反面教師を演じてくれているのだと考えて,面談はにっこりわらって乗り切って下さい。
実際に,どれくらいの可能性で合格するか,しないかは,塾で各自に伝えることが真実に近いのです。
理由はカンタンで,我々は1回だけのテストの数字だけでなく,いつものあなたたちの取り組みや学力を見ているからです。
そして,本当の合否のラインを知っているからです。
中学校の基準に話をもどします。
中学校の先生は,過去にその中学校から合格した生徒の点数しか見ません。
ホントにそうなんです。
ウチの塾に通わない生徒は,ほとんど中学校の先生の言うがままに受験します。
すると,ほぼ100%合格します。
そりゃそうです。
あと2ランクも上の高校に合格するであろう生徒を,2ランク下げて受けさせているのですから,当選確実が選挙の前に決まっているようなものです。
それでこうなります。
「過去に実力テストで350点取った生徒しか合格していないので,280点の君は全く無理だよ。」
よく考えて下さい。
その過去の生徒は,さらに2ランク上の高校にも合格できた可能性があるのです。なのに下げて受験させられて,余裕で合格しています。
過去にその中学から受験した生徒の最低ラインが350点なだけであって,もしも250点の生徒が受けていたら,そいつも合格していた可能性があるのです。
でも,実際にはその250点の生徒は,150点で合格するような下位校を受験させられて,余裕で合格しています。
そんな風になっているので,公立中学校の進路指導で提示される点数より100点低くても合格圏内だという事例はたくさんあります。
実際に,過去にウチの塾で100点低いと言われた生徒が合格した例があります。
昨年は「合格可能性0%だ!満点取っても合格しないわ!」と言われた生徒がちゃんと合格しました。
受験指導で何より大切なのは,
生徒がどれくらいの学力なのかを把握することと,志望校に入るための学力はどれくらいかを把握することです。
この両方が全くできていないのが公立中学の進路指導です。
その点をよーく含んで面談を受けるようにして下さい。
(くどいですが,先生方に悪気はないので,ケンカしないよーに。にっこり笑って帰ってきて下さい。)
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ちなみに,昨年の塾生は今回よりも次回の方が偏差値がさらに平均3.1上昇しました。まだまだ上をめざせます。