[2014年12月26日]
冬期講習でセンター試験に向けて演習させているが,気を付けるべきことがある。
点数に一喜一憂しないことだ。
たとえば青パック桃パック緑パックをやるとする。
とんでもない点数になっていたりして・・・・
でも,ドンマイである。
これは本番ではない。
でも,そういうミスを本番でしないように過ごしていくことが肝心。
河合や駿台のセンター向け問題集も同様。
何度もやっていると,出来の良かったときと悪かった時が出てくる。
(いつも悪いかしれない)
ドンマイである。
そして,その最も良かった時の点数が本番で取れるとは思わなくていいが,取れるように頑張るのが重要。
ココが難しい。
模試でも何でも,人間はその過去に取った最高に良かった時の点数が,本番でちゃんとやれば取れると思ってしまう。
そんなうまくいくことはまずない。
たしかに,オリンピックなどで世界新記録あるいは自己新記録が出ることはよくある。
あれは,その大会に向けて選手が最高に仕上げてくるからだ。
ああいうのを見ると,その大会=試験に向けて集中的にレベルアップしていけば,自己新記録が出てもおかしくはない。
おかしくはないが,それができる人間は,そう・・・感覚的には2割くらいしかいないのではないか?
よーく考えて下さい。
オリンピックでは新記録やメダルをとった人は脚光を浴びます。
逆にそうでない多くの選手は,全く話題にもされずに泣きながら帰国するのです。
そういう選手の方が圧倒的に多いのです。
そういうわけで,センター前の演習で取った点数より,さらに取れるように勉強するのは当然であるが,実際はそうはならないと,心のどこかで理解しておかないといけないのだ。
なぜなら,センター試験の後,取れるはずの点数に届かないわけだから,そこで絶望的にガッカリする生徒が非常に多いからだ。
特に女子諸君。
過去,ほとんどの女子は,センター後に悔しくて泣く。
しかし,センター試験で取った点数が実力そのものなのだ。
だから,それを受け止めて,その点数で実際にどこに出願するかを冷静に決めないといけない。
そのようなことが待ち受けていると,心の片隅においといて,でも,そうならないように頑張る。
このビミョーな心の持ち方が今から本番まで,非常に重要なのである。
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3年前かな、一人だけ自己新記録をセンターで取った塾生がいた。
そいつは奈良女子大に合格した。