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尾崎塾
富田教室

[2015年1月4日]

卒業生の進路報告

新年のあいさつと進路報告を兼ねて、昔の教え子たちが来てくれました。

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一人は以前にも登場しました、東北大へ行って教員志望だったO谷くんです。
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みごと、千葉県の教員採用試験に合格したそうです。


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この彼も当ブログに登場したことがありますMRKくんです。
名古屋大の大学院に進学して台風の研究をするそうです。


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この変な髪型の学生はブログ初登場です。
えーっと、おまえ誰だっけ?
プラズマの研究をやっていて、東大の大学院に進むそうです。


裏話をすると、この3人はいずれも高校入学時点では学校の最上位のコースに在籍していなかったのです。
どの進学校でもあるのですが、高校1年生の成績を見て上位コースへの編入を認めることがあります。
それで、高1の時の成績や学習状況を見て選考するのですが、私が最上位クラスの担任をしており、なおかつ進路指導部という部署にいたこともあって、ほとんど私が選考資料をつくり、基準も決めました。
当時、その高校では国公立大学に進学するためのノウハウ的なものはなく、何もわかっていない人ばかりだったので、こんな意見が大半だったのです。
「最上位コースに行くのは全科目偏差値60以上でないと無理!」みたいな。
ところが、そんな平均的によい成績の生徒がたくさんいるはずもなく、そんなことすると逆に今の上位コースから何名か下位に落とさないといけなくなります。
それで、私は1科目でも光るものがあって、他が極端に悪い(偏差値50以下)でなければ十分だと力説しました。
国公立大に行きたいという意欲の方が、現時点での学力よりもはるかに重要だと考えていました。
そして、それは現実となって、この3人はちゃんと国公立大学に進学したのです。

これ、逆にたとえば親が国公立大に行けと強要しても全く無駄です。
本人が国公立大にすごく魅力を感じて、ぜひ行きたいという思い。
それが原動力になるのであって、周囲がいくら煽ってもダメなのです。
そして、本人が合格したいのなら、それなりの勉強もおのずとやります。
そういうものなのです。

この3人が教員あるいは研究者として活躍するのを楽しみにして老後を過ごそうと思います。




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