[2015年1月21日]
およそ平均点もわかって,センター試験の点数を踏まえて出願することになる。
考え方の基本を書いてみよう。
センター試験が思わしくなかった人は,あきらめる必要はない。
たとえば,河合塾や駿台のホームページからたどれば,自分の点数をもとにいろいろな大学を検索できるようになっている。
すべて無料のサービスなので,利用しない手はない。
センター試験のできが悪くても,センター:2次の配点比率が1:2とかなら,十分に逆転の可能性がある。
逆に,2次の配点が低いとノーチャンスになる。
そういうことも含めて,全国の大学を検索できるのである。
近畿圏で合格できそうな大学がなくてもあきらめる必要はない。
都会から離れた大学は意外に低い点数でも合格圏だったりする。
人生で,大学の4年間くらい,地方都市で暮らすのも悪くないではないか。
さがせば,島根,鳥取,福井,富山などは比較的低いボーダーだったりする。
徳島とか香川も大阪からそんなに離れていない。
そういう選択肢も考えてみてはどうだろうか。
センター試験でそこそこの点数を取った人は油断してはいけない。
2次学力試験は記述式なので,本当に学力のある人が強いのだ。
特に理系の場合,逆転もできるし,逆転されやすくもある。
2次の記述試験は,自分ではちゃんと書けているつもりでも,見る人が見たら穴だらけという場合が多々ある。
そういうのを見てもらえる環境にある人と,そうでない人で合否がわかれる場合がある。
具体的に,大阪大学E判定,神戸大学D判定,大阪市立大学C判定の人はどれが合格しやすいか。
いや,C判定の大阪市立大でしょうと思うなかれ。
実は,ほとんど同じかもしれない。
2次学力があれば,阪大の2次は配点が大きい。逆転は十分にある。
神戸大は阪大よりも問題がやさしい。
だから,センターで高得点の人は,そのまま2次も失敗せずに逃げ切りやすい。
大阪市立大は,たしかに問題も取り組みやすいが,ここが落とし穴。
少し低いレベルだという意識が少しでもあるとアウト。
神戸よりほんの少し低いだけだから,もしも阪大や神戸大を受けるとなった場合の猛勉強よりも,少し余裕をかまして勉強圧力が下がるのだ。
だから,結局2次を受ける時の学力はそんなに高くならず,確実に合格とはならない。
これも一種のメンタル面。
油断するとやられる。
2次科目が少なく,得意科目で受けられる大学も多い。
言っとくけど,その科目が得意な人ばっかり集まるんですから,君だけが有利でも何でもない。
よほどしっかり勉強していかないとダメということになる。
前にも書いたが,国公立大学は前期と中期と後期がすべて2月4日締切。
しかも必着だから,早めに出願校を決めないといけない。
私立大の出願も気を付けよう。
必着と消印有効を間違うと受験できない。
後期入試は倍率が高いのでひるんで受けない人がいる。
それはアホです。
とにかくどこでもいいから出願しておくこと。
実は,後期入試はどこでも定員割れする可能性がある。
先日書いたように,前期の出願手続きをすれば,後期の合格者になれないのだ。
だから,定員10名のところに出願が80名だとしても,前期でそのうち70名がどこか他の大学に合格して手続きすれば,実質10人しか受けない=倍率1倍だ。
受ければ合格する。
宝くじを買うような話だが,毎年どこかでこのような穴が発生する。
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