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尾崎塾
富田教室

[2015年1月26日]

ウチの塾の浪人生活

ウチの塾では中学生と高校生以外に,高卒生=いわゆる浪人生も受け入れている。


浪人生というと,昔は大手の予備校か宅浪かという2択だったような気がするが,昨今は中堅の予備校や個別塾もあって,選択肢が増えた。

ウチの塾で浪人生活を送るメリットは何か,論じてみたい。

一般論として大きな予備校には良い面と悪い面があるだろう。

駿台や河合のような大きなところは最上位の学力層には非常によい面がある。何といっても講師先生方は,相当に優秀な人が多いから。
この点は,学校の先生とはまったくレベルが違うと言ってよい。(科目の教授力においてということなので誤解のないように)
実際に,駿台が高校の教員向けに開講しているセミナーはいつも満員で,進学校の先生が大手予備校講師から学ぶことはたくさんある。

それに加えて,大手予備校には優秀な受験生が多く集まる点も見逃せない。
机の河合,生徒の駿台などと言われるように,生徒がいいというだけで進学実績がよいと揶揄されるくらいだから。(実際は講師も優秀だと思うが・・・)
学力トップの受験生が集まって,同じように講義を受けているというのは,やはりその空気感はピリッとしており,同時に安心感にもつながる。

ただし,予備校は授業がメインで演習は各自におまかせ。しかも,最近の予備校は授業数が多く,予習・復習と定着のための演習をする時間が多くとれない。結局,多くの予備校生はちゃんとやる科目と手を抜く科目を要領よく仕分けして過ごしている。要領の悪い受験生は,全部やろうとしてパンクする。

それで,ウチの塾ではどういう風に過ごすのか。

まず,自称優秀な先生はとりあえずいます(笑)
だが,講義が必要な場合はブロードバンド予備校の優秀な先生の映像授業を見てもらっている。
img3
ここに登場する先生方も大手予備校で活躍されている先生方が多く,大手の予備校に行くのと変わらないレベルの講義が受けられる。
映像授業は,某衛星予備校で同じ分量を受講すると,それだけでウチの塾の年間受講料総額を大きく上回る出費となる。
しかも,ウチの塾で与える内容は当人に合うものを厳選しているので,無駄な受講というのが発生しないのだ。

最低限必要な知識を得て,大手では不足しがちな演習を多くできる。
そういう過ごし方をして学力を上げていくのがウチの塾のスタイルだ。


浪人生は,まず,朝8時までに塾に来る。
そして,各自の演習を開始。
終わるのは何時でもよいが,だいたい夕方までがんばる。
べつに21時まで残ってもいいし,朝の6時から来てもよい。

毎週1回は,このような演習報告書を提出。
   ↓
img1
その進捗状況を毎週必ず確認して,次週の内容を調整していく。
img2
だいたい,大きな予備校では,授業以外の時間帯に生徒がどのように過ごしているか知ったこっちゃない。
ウチの塾では,どのくらい演習しているかをいつもチェックしているのである。

あと,大手がよいと錯覚する部分に,受験に関する情報がやはり大手の方が充実していると考えがちだ。
大手といっても,大学から大手予備校だけにこっそりと重要な秘密の情報を教えてもらえるわけではない。
それに,そんなにたいした情報って,ほとんどない。
(実際,塾長自身が大手予備校に出講しているので,大手の受験情報は入ってくるが,あまり役立てたことはないのである。)
それより,変に情報に右往左往して志望を変更するような馬鹿なまねをしてはいけない。
入試制度がどう変化しようが変わらない本物の実力をつけることに専心するのがよいのだ。
そういうブレない姿勢を貫けるのもウチの塾のメリットといえよう。


このように,大手で浪人生活を送るのと遜色ないどころか,価格がはるかに安くて内容が個々にフィットしたものを提供している。
だから,世の中に広くこの内容が知られると受講生が殺到して困ったことになる。
実は塾としては,最も利益率の低い商品が浪人生コースなのだ。
ここに書いたことは決して他所で口外なさらぬよう,お願いしておこう。

(ちなみに,最も利益率が高いのは,やる気のなーい生徒。教材がぜんぜん進まないので教材費がかからない!質問も一切しないので人手がかからない!でも,その子たちはすぐにクビになるんだなぁ・・・)




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