[2015年2月3日]
教材展などで塾の名前を書くと,塾の業界誌が送られて来たりする。
この業界の現状がこうなのだと知ってもらうべく,紹介すると,
どうやら大きい塾も小さい塾も,みんな「生き残り」をかけて頑張っているようなのだ。
見出し,あるいは本文中に再三登場する言葉=「生き残り」
これって,要するに塾が生き残ることが目的であって,生徒集客はそのための手段ってことだ。
高校受験だけでは生き残れないので大学受験も手がけるとか。
よほど大学入試に精通していないとまともな進路指導なんかできないはずなのにな。
それに,世の中の教室長さんたちは,「退塾者が1名で入塾が2名あった」とか「学年10位以内が1人増えた」とかに一喜一憂すると書いてある。
そこには生徒個人の顔はなく,単なる数字の出入りしかない。
この雑誌を見る限り,世の中の塾のほとんどはこんな調子だ。
それでウチの塾の人気が止まらないのだと改めて思った。
入塾者とか退塾者の数に一喜一憂するどころか,こっちからクビにする塾は珍しいだろう。
つい先日,なんと学力が塾で1番の生徒=偏差値70越えていた生徒をクビにした。
通常では考えられないことだ。
その生徒なら,普通に在籍してもらってたら,どこかの難関校に合格するだろうから,合格実績を「かせげる」からだ。
ところが,ウチの塾は合格実績を売っていない。
そして,授業の雰囲気を重視している。
その生徒,授業中に寝てしまうことが度々あったので,躊躇なくクビにしたまで。
(他にも予備軍の人,気をつけてね。ある日突然クビになります。)
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