尾崎塾
富田教室

[2015年2月13日]

浪人でご入塾をお考えの方へ

浪人の入塾お問い合わせが増えてきました。

毎年，次のような方から多くお問い合わせいただきますが，はっきり申し上げておきましょう。

「だから浪人したのですよ」と。

どのように考えているかというと，

「せっかく浪人したのだから，国公立大学に行こう」

です。

いいですか，現状，国公立大学を受験して，あと一歩及ばずという場合は，まあ，もう１年頑張れば，どこかの国公立大学に入ることも可能でしょう。

今，申し上げている（あの，申し上げているというのは皮肉を込めているのであって，正直かなり世間から見下されているのだということです）のは，関関同立はおろか，その下のレベルの大学すら合格していない人が，「国公立大学」と言ってくるケースです。

これが，非常に多いのです。

どう思われます？

あたりまえですか？

せっかく浪人したし，１年間もあるし，高いレベルを目指して何が悪いのかと思いますか？

もう一度，別の言葉で申し上げましょう。

「国公立をなめとんのか？」


さて，もう一つ，わけわからんくらい多いのが，お金がないので国公立大学というものです。

国公立大学とて，年間授業料は５０万円以上します。

お金がないので国公立というのはありえません。

実際，手持ちのお金がなくても，奨学金を利用したり，アルバイトしたりで，なんとか払えるものです。

ようするに，国公立大が，お金がないという理由で行ける程度のものだという認識しかできない，その頭の悪さが浪人した理由だということ。

言ってることわかりますか？

わからないから浪人したんですね？

うーん，どうしたらわかってもらえるのでしょう。


逆に言うと，お金がいくらあっても国公立大学には入れないと言うのが正解です。

つまり，お金は大学の入学には何の関係もなく，必要なのは「学力」なのです。

学力があれば，国公立でも私立でも入れます。

学力がないとどこも入れません。

たとえば，医学部に入るのに，私立はお金が１０００万円必要なので，国公立大学の医学部をめざすとかいう人がいます。
いいえ，お金の心配をする前に，学力の心配をすべきなのです。

じゃあ，私立大学なら入れるのですか？

私立大学に入る頭脳，学力さえないのに，国公立大学には入れないのです。

逆に，学力があれば，たとえば慶応大学の医学部なら，お金がなくても大丈夫です。
おそらく日本一奨学金などが充実しており，いくらでもお金を借りたり，もらえたりします。

とにかく，学力があるかないかの心配をしないといけない状態なのに，どーにでもなるお金を進路の判断材料にしてしまうのが，どうにも頭の悪いことなのです。

お金は，最悪，サラ金でも何でも借りようと思えば借りられるのです。

試験の最中に誰かの学力を借りられるのですか？
クイズ＄ミリオネアなら，誰かに１回だけ電話で聞けるとか。（古い？）
学力だけは，試験の当日に，自分に備わっていないことには，本当にどうにもならないのです。


さて，浪人する人の多くは（というかほぼ全員），自分の学力と志望校の学力のどちらもレベルを見誤っています。
自己評価が高すぎて，志望大学の評価が低すぎるのです。

たいてい，自分の評価が６０くらいで，落ちた大学が７０くらい，関関同立が８０で，国公立大学の評価が９０くらいと思ってらっしゃる。
あと３０くらいで届くかなーという感じで，じゃあ，国公立に行こうくらいに思っている。

こちらの見立てでは，あなたの学力レベルは３０ですから〜，残ねーん！（久々登場，ぎた〜侍）
そして，関関同立は１５０です。
国公立大学は３００〜１０００って感じかな。
今まで生きてきた努力の１０倍やっても無理って感じかも。

国公立　９０
関関同立８０
産近甲龍７０
自分　　６０

ではなく，

国公立　３００








関関同立１５０




産近甲龍９０


あなた　３０


なんだけどなー・・・



浪人で，ウチの塾をお考えの方。
そんなもんです。
世の中甘くないのです。
今まで，小中学校の頃からずーっと差がついてきて，今に至っています。
それを１年間浪人したくらいでは，とうてい埋められるものではないのです。
すでにはるか先を行っている人に，今からたった１年間で追いつくはずがないです。
実際，小中学校，高校とまじめに学力を積み上げてきた人が，ずーっとサボっていたあなたになんか逆転されないし，そんなことがあったら大変です。真面目にコツコツやっている人がバカみたいです。
現実には，あとから逆転できると思っている浪人生がバカみたい，ではなく，バカなのです。

そういうわけで，ウチの塾は，今まで先に勉強していた人に正しく敬意を払い，自分の落ちたレベルの大学をなんとか合格するように目指す浪人生を募集します。