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尾崎塾
富田教室

[2015年2月20日]

大学入試は突出した得意科目をつくるのが重要

大学入試も佳境に入ってきました。

すでに進路を決めた者,まだ決まっていない者に分かれてきます。

今日は,無事に第一志望に合格した生徒があいさつに来てくれました。

以前に,国語の偏差値が毎回5ずつ増えて困っていた生徒です。

ですが,秋ごろから志望が変わって,学校の先生をめざすことになったりで,11月の推薦入試には間に合いませんでした。
その時点で国語はかなりの出来だったのですが,おそらく苦手の英語が足を引っ張っていたのかもしれません。
一応,最低限の大学は合格したのですが,1月2月の一般入試で第一志望をめざすことになりました。

それが,この1月から2月の入試では,推薦入試で不合格になった大学にリベンジするなど,まずまずの成績でした。
そして,第一志望の試験を受けて,そのあと,まだ授業を受けるというのです。
どうも,英語の自己採点をしたところ,6割しか取れていないわけで,全体で7割5分ないと例年合格していないとか。
さすがに国語で9割はないだろうというので,その大学の後期入試に向けて頑張るというのです。

ところが,今日,不合格と思っていた第一志望の大学の合格通知を手にして,「ありがとうございました」となったわけです。

どういうことか。

そういうことですね。

おそらく,国語は9割以上あったのです。

普通の人は,国語で9割となると,全く無理だと思うでしょう。
てきとーに答を書くので,当たったりはずれたりしますから。

ところが,その生徒は,ウチの塾で念入りに指導していたので,本当に9割以上の正解をしてきたのだと思います。

img1
ぶっちぎりの得意科目があれば,少々の不得意科目があってもそれを補って合格できるという好例です。

おそらく,自分がこんなにできるようになるとは思っていなかったと思いますが,指導のやり方され方によって,こんなにも学力って変わるのだという経験をしました。
その生徒は教員をめざしているので,きっとこの経験は将来に生かされるのではないかと期待しています。

ちなみに,仮に国公立大学の志望であっても,1科目突出してできる科目があれば,非常に有利に受験できます。
たとえば,阪大の理学部などは,得意科目の理科でぶっちぎりの高得点を取れるような人に向けての「挑戦枠」ということをしています。
他にも,これは今年ウチの塾生が九州大学に合格したのですが,AO入試で地学だけの口頭試問で,あとはセンター次第というのがありました。
私が地学を個別に指導していたので,おそらく受験生の中ではぶっちぎりの好評価だったのではないかと内心思っています。
そういう,特に優秀な科目を持つ生徒をとりたいという大学は結構あるのです。

ただし,その前に,ベースとなる教養をつけないといけません。
そのベースは,特に高校入試で築かれるのです。
5科目ちゃんと偏りなく基礎がある上に,突出した科目をつくる。
そのようにやれば,きっと進路が拓けてくるのです。




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