[2015年3月5日]
現在,国公立大学の後期試験に向けて猛勉強中の塾生がたくさんいる。
理系だと数学だけとか物理だけというように,単科目に絞った入試も多い。
一方,文系だと小論文のみとか。
これは今朝の小論文指導。
いつも思うのだが,この小論文指導を学校の「国語の先生」に見てもらおうとする高校生は本当にバカ正直だ。
小論文=国語
という固定観念があるのだろう。
まあ,はっきり言って,学校の国語の先生で見ることのできる小論文はほとんどない。
国語の先生の出る幕ではない。
スッコンでろって感じ。
では,誰に指導してもらうのがよいか。
たいていは理科や社会の先生がよい。
でも,これも人選を誤っては人生を誤ることになりかねない。
ちゃんと賢い理科や社会の先生なら小論文の指導が可能だろう。
小論文といっても,統計データやグラフをちゃんと読めますか?という設問が多かったりする。
こんなふうな
数学の先生でも指導可能な場合があるだろう。
ただ,単に数字を見て相関係数が計算できるというスキルを求められているのではないので,ここはやはり実験データ処理の達人である理科や授業で統計データをちゃんと扱える社会科の先生の出番なのである。
しかし,残念ながら学校にそういう能力のある先生は少ない。
そして,これも意味不明だが,国語の先生の手前,指導を引き受けにくいといったこともあったりして・・・
ひょっとして,日々会社で数字の入ったグラフや資料と格闘しているお父さんの方がちゃんと指導できるかもしれない。
大学受験の後期小論文入試で,なんとお父さんの凄さを再認識できるチャンスかもしれないのである。
それくらい本当に小論文を国語の先生(しかも賢くない)に見てもらう発想だけはやめた方が身のためだ。
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