[2010年3月14日]
大阪府の公立高校の志願倍率が公表されている。
びっくりしたのは私の母校でもある茨木高校の倍率。
なんと1.48倍
私が受験したころはだいたい1.1倍前後で、落ちる人が気の毒に思ったくらいだが、今は3人に1人は落ちるのだ。これは明らかに「ダメモト」で受けている。
一つには?型配点なので、当日の試験結果いかんで合格を勝ち取ることが可能になっていることがあるだろう。大手のRなどは、合格数が売りだから、塾生にどんどん受けさせているし。
春日丘高校も1.44倍であった。
ただ、それだけではない。今年から特にそうなった理由。
従来の公立私立比7:3という「カルテル」が撤廃されたのだ。
つまり、私立高校はいくらでも合格させて良いし、公立高校に全員入って私立がつぶれてもOKということになっていくのである。
実際のところ、たとえば関西大倉の特進に合格していれば、茨木高校にチャレンジして、ダメでも上位国立大学の目があるのだ。さらに、私学でも授業料無償化の動きがあり、この傾向はしばらく続くであろう。