[2015年4月5日]
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」。信州大の入学式が4日、松本市総合体育館であり、山沢清人学長は、8学部の新入生約2千人に、こう迫った。
山沢学長は、昨今の若者世代がスマートフォン偏重や依存症になっている風潮を憂慮。「スイッチを切って本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と語りかけた。(朝日)
朝日の記事だが,スマホと学業については真面目に考える必要がある。
どうも,マスコミ的には,こんな時代錯誤の古い頭をした学長がいるという,国立大学バッシング的な扱いにしたいのが見え見えだし,頭の悪い若者がこれを見るとこんな古い体質の大学なんか受けたくないし,来年以降,受験生が減るのではないかと思うにちがいない。
しかし,この学長の言う事は全く正しいし,まともに学業をやろうと思う学生にとっては何も違和感のない新入生へのありがたいメッセージだと思う。
先日も,LINEや携帯をいじってる時間の長い生徒ほど学力が低いという東北大の調査結果があったが,あれも頭の悪い人が読むと,LINEや携帯が害悪であり,それが原因で学力が低くなっていると解釈しかねない。
そんなことあるかいっ!
原因と結果を取り違えているだけだ。
学力の低い生徒は,ろくに読書もせず,部活や校外での習い事もなく,家で携帯さわったりLINEで時間をつぶしてぼーっとしているだけ。
学力の低い生徒は,そもそも自分を律することができないから学力が低いのだ。
もしも,そいつらから携帯やLINEを取り上げたら,ますますやることがなくなって,繁華街へ行って何やら悪いことをしでかすかもしれない。
むしろ世の中を平和で安全に保つための装置になっているかもしれないのだ。
一方,高学力の生徒も携帯,スマホを普通に使っている。
だが,勉強もたくさんするし,読書もする。
部活や他の習い事もこなしたりする活動的な若者が高学力生徒だから,携帯やスマホを長時間使うヒマがないのだ。
今や,スマホなどは非常に優れたツールなので,持っていて損はない。
ただ,それに長時間費やし続けるのは得策ではなく,便利さを最大限享受しつつ,他の活動にも十分に時間をつかうのがこれからの大学生のあり方だろう。
その意味で,この学長は,信大の学生なのだからそのあたりは弁えているだろうが,老婆心ながらスマホなどに長時間依存することなく,本来の学業中心の生活をしましょうとおっしゃっただけだと思うのである。
ちなみに,ウチの塾内はもちろん勉強する場所なので,携帯やスマホをいじるのはご法度。
まあ,ちょっと親にメール連絡したりという使用は認めるが,長時間使用しているようだと注意される。
何度も注意されるようだとクビ(^o^)
基本,中学生には携帯・スマホは必要ない。
というか,それがあると,自分を律することのできない子たちなので,勉強などせずにずーーーーーーーーーっと使い続ける。
親が中学生に買い与えるのは,すなわち「勉強しないでずーーーーーーーっとそれで遊んでいいよ」と言っているのと全く同じなので,すでに買い与えてしまった方は,しっかりと後悔なさってください。
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