[2015年5月10日]
昨日放映された奇跡のレッスンはテニスだった。
ナダルのように強い選手をたくさん輩出するスペインのコーチがやってきて,1週間指導した。
感想としては,奇跡というよりも「普通」の指導だった。
それは私の中で普通なだけであって,世間ではすごい指導と映るのかもしれない。
ただ,そのすごい指導は,スペインでは普通の指導かもしれない。
指導者は,指導者の「普通」のレベルを常に上げていかないといけない。
日本の指導者がみんなやっているからと,それと同じことをしていたら世界から取り残されるし,世界の指導者がやっていることを真似するだけではさらによい指導法をするところから遅れる。
常々書いているが,勉強ができるようになるのも競技スポーツで上達するのもそっくりだ。
特に,今回のコーチも言われていたが,親がこどもに結果を求めすぎて,かえって萎縮させているという点。
ジュニア時代の成績やランキングなどは,何の意味もないと言い切っていた。
本当にその通りだと思う。
大切なのは,日々の練習を真剣に考えて取り組み,何かにチャレンジしてそれができるようになっていくこと。
そして,試合でそれができたかどうかを確認すること。
チャレンジした結果負けることもあるし勝つこともある。
チャレンジせずに今までどおりで勝つこともある。
何が大切かは,それまでに練習したことを試合で出すことだ。
それができれば楽しいし,次につながる。
勉強も,習ってすぐにはうまくできないが,だんだんとできるようになっていく。
日々の取り組みの中で,できるようになったことを試験で出せたらそれでよい。
しかし,そうはうまくいかない。
そしてまた練習して確実にできるようにしていく。
そういう繰り返しだ。
一人の女の子がシャラポワを尊敬しているという。
今回のレッスンがきっかけとなって,本当にシャラポワのように4大大会で優勝するくらいになって欲しい。
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