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尾崎塾
富田教室

[2015年5月14日]

高校生の定期考査対策は

高校生諸君に確認です。

高校生の定期考査対策を塾でするかどうかだが,ウチの塾は原則として授業ではやらない。
もちろん,考査前に自習室でテスト勉強して,疑問点を質問に来るのはOKだし,実際にこの時期は何人も聞きにくる。
しかし,授業で試験の範囲ぴったりの内容をやったりはしない。まあ,高1など,習っている範囲が非常にせまい場合は,試験の範囲の内容を授業でも扱うことがあるが,特に学校の試験を意識するのではなく,既習事項をしっかりと勉強するという点に意識を持っていく。
とにかく大切なのは,塾の授業は,学校のカリキュラムとは全くの「別系統」で学習していくという点。
入試を見据えて,今何をしっかりと定着させるべきか,あるいは弱点を補っておくべきか,あるいはさらに得意分野を作っておくかを,学校とは別系統でやっていくのである。

「考査前なので,試験範囲と関係ない英単語などやらずに,試験範囲の勉強をしたい」と考える高校生が後を絶たないが,そういう考えの人はウチの塾からオサラバしたらいい。
ウチの塾の授業は学校の試験など知ったこっちゃないということだ。
君たち,将来の受験生を,受験に耐えられるように成長させるのがこの教場なのだ。
今,最も必要な栄養を与えているのだから,それをしっかりと吸収していくのが,将来のためになる。
しかも,こちらは様々なレベルの受験生がどのようになっていったかを何十年も見続けているのだ。
その経験上,悪いことは言わないから,今これをやっといたらいいという中身を提供している。
それをやらないのは,全くウチの塾のメリットを生かさないことになってしまうのである。

「考査前なので,試験と関係ないことはしたくない」というのは,試験に関係ないから試験前はごはん食べないみたいなものだ。
試験とは全く関係なく,自分を成長させる食事を摂らないといけない。
定期考査の点数を取るのは重要だし,頑張ったらいいが,それとは別の話で,体を成長させないといけない。
試験の期間に栄養を摂らないと,試験後に回復するのに時間がかかってしまうのだ。

くどくどと書くが,本当に,定期考査前に,学校の試験のことで頭がいっぱいになって,塾の勉強のテンションが下がる生徒がたくさんいる。
指定校推薦で大学へ入るのが目標なら,考査対策だけやってくれる塾にいけばいい。
ただし,そうやって大学に入っても,本当の実力が不足しているので大学に入ってから苦労するし,さらに就職でもっと苦労する。
しっかりとした学力をつけて,難関大学の入試で合格できるような学力をつけるのを目標にしたほうがいい。
すると,学校の定期考査は入試のためにうまく利用すればよいのであって,逆に,入試で必要な学力を作っている塾の勉強のテンションを下げるという,意味不明のことにはならないはずなのだ。

繰り返すが,高校生諸君は本当によーく考えて欲しい。
学校のカリキュラムとは全く別系統でしっかりと受験に向けて学力を構築していく。
このことがどれだけ重要か。

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そこを定期考査のたびに削ってしまう人と,考査のときもしっかりと構築した人で,大きく差がつくのである。



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