尾崎塾
富田教室

[2015年5月18日]

大阪の教育再建の第一歩

都構想が頓挫した。
こういうブログには，政治的な内容はあまり書かないことにしているが，あの人（橋下）の今までやってきた教育行政を全く支持できないので，今回の結果は大阪府民にとっては良かったと思う。
あの人の退場が決定したので，今まで思っていたことを書いておく。
そもそも，都構想の議論に教育行政がほとんど争点として取り上げられていない点に，大阪府民の頭の悪さが反映されている。
頭の悪い有権者は，現状に不満な場合，改革や維新などという言葉におどらされる傾向がある。
（これを読んでいる大阪市民で，都構想を支持した人は，こちらにクレームをよこさないで，自分の頭の悪さを反省しといてください）

たしかに，現状の公立中学・高校も，多くの私立学校も，およそすばらしい教育からかけ離れているのが実態だ。
だから，改革は必要だ。
そこまでは良いが，だからといって，現状うまくいっていない状態よりもさらに教員のやる気を削いで完全に機能不全に陥るような下手なやり方をしている。

公務員を悪者にし，給料を下げる政策は全くナンセンス。
そんなことを続けていたら，有能な人が公務員を敬遠し，どんどん行政サービスが悪化するに決まっている。
こどもでもわかるわ。

民間人校長は，早く教育現場からいなくなればいい。
あの人は，公務員のやり方にダメ出しするときに「民間ではこんなの有り得ない」とよく言ってたが，お前は民間をどれだけ知ってるのかと問いたい。
こちらも民間のことをたくさん知っているわけではないが，常識的には民間の方が相当にいいかげんなことをやっている。
そんな民間人で，教育に造詣が深いわけでも何でもないトンデモな人間が，学校でえらそうにできるのが魅力で校長に立候補したわけ。
そんな校長に来られた現場はたまったものではない。
今回の投票の結果を受けて，早々に退散してもらいたいものだ。
お金の無駄遣いという話では，そういう能力不足の校長たちに，何千万円の給料を渡してしまったのだ？
それこそ全くの無駄遣いだ。
民間で役に立たずにフラフラしていた人間に大切な税金から多額の給料を払って，これが無駄遣いでなくて何なのだ？
今後は，もっと真面目に働いている有能な公務員の方々の給料を上げて，適正な報酬を払ってあげて欲しい。

意外に僅差での都構想廃案となったので，民意は改革を望んでいるのは確かだ。
教育界の再建にしっかりと取り組む方向で，新しく第一歩を踏み出してもらいたい。



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