[2010年3月24日]
べつに特別なこととは思っていなかったが,意外に重要で皆がやっていなかったこと。
これが勉強のコツなのである。
漢字でも単語でも何でもよいのだが,
問題を解く
自己採点する
間違えたところは次に間違えないようにする
2回目は間違えたところだけときなおして,できたらOK,また間違えたら次回に再チャレンジする
これを繰り返す
ひととおり終えたら,1回目に正答した問題も含めてもう1度確認する
こうやって基本は100%に一旦しておく
これをやっていない人がほとんど。きっちりやっている人だけが中学校の内申で10がもらえる。
まあ,99%でいいや・・・と考える人は内申9
90%でいいや・・・内申8
80%・・・内申7
という感じかな。
基本は100%が基本なのだ。
100%と90%は決定的に差がつくので注意が必要だ。
およそ,レベルが上ってくると問題を解くためのプロセスが1つではなくなる。たとえば,2つの方程式を連立する問題の場合,1つめの式を間違いなく立てる。2つめの式を間違いなく立てる。2つの式を連立して計算し,答を2つ出す。
これをミスしない確率90%の人が解くと,ちゃんと正答する確率はなんと0.9の4乗=66%にしかならない。1つ1つのプロセスは90%できるので,ほぼできるつもりになっているが,実際は1つもミスしない可能性はかなり減ってしまう。ちなみに単独で80%の人なら,正答率41%となって半分以上正解しなくなる。実際,大学入試で国立大学に合格するには,内申8以上が欲しいところであるが,実は基本問題の正答率に秘密があるのだ。せっかく難しい問題を理解して式を立てても,その計算途中でミスしては話にならないのである。これは,計算問題に限らず,文章読解でも同じである。