[2015年5月31日]
ウチの塾で受講できるブロードバンド予備校も,中小他社の,あるいは大手予備校の映像授業も,それなりに一流の講師がていねいにやっておられる。
普通の人はT進さんをイメージするだろうが,はたしてその効果は?
実は,おそらく生徒にしっかり学力がつくかどうかは,その授業内容がその生徒にフィットしているかどうかにかかっている。
簡単に言うと,レベルが合っているかどうかだが,これを合わせることが非常に難しいのである。
たとえば,阪大志望だからといって,難関国立大レベルと表示されているコンテンツをとれば合うかというと,そうとは限らないという話。
科目によって,苦手,あるいは極端に苦手な場合もあるだろうし,本人にとって簡単すぎるという場合もある。
さらに,事はそんなに単純ではなく,本人が簡単すぎると感じていても,実際はそこの基礎基本をしっかり定着させるのがその生徒にとって何より大切だったりもする。
難関大志望だと,難問を解けばそこに近づいた気がするかもしれないが,実際に近づくためにはゆるぎない足場を固めるべきかもしれないのだ。
だから,せっかく丹精こめてつくった一流講師の映像授業を生かすためには,そのコンテンツが生徒にちゃんと合っているかどうかをアドバイスできる人がついていないとダメなのだ。
そう考えると,ウチの塾では塾長が生徒の学力に応じたものをアドバイスできるので,映像授業のメリットを得やすい一方,他のところでは受講したものの,本人はそれで納得するしかなかったりする。
映像授業に関しては,しっかりした学力把握のできる個人塾で配信されているものが優位だと思われる。
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