[2015年6月10日]
週刊東洋経済はときどき大学の特集をする。
最新号がコレ。
本当に強い大学はどれ?
綜合ランキングの1位は?
ジャジャーン!
東京大学です。
なんや,当たり前っぽい・・・
以下,慶応と早稲田,旧帝大と,当然のような結果・・・・
ところが,9位とか10位に青森中央学院と豊田工業大が入っているのが特筆される。
青森は看護が人気で,豊田工業大は言わずと知れた自動車のトヨタが作った大学なので,超優良大学なのだ。
一般に,大学選びで気になるのは就職率か?
これを見ると,こういうランキングはよくよく気をつけないと騙されるということがわかる。
理工系の就職率1位は富山県立大学。
だから,富山県立大が理工系の大学の中で一番よい教育をしているのかというと,それはどうかわからない。
第2位,3位と見ても,岡山大と福井大といった地方大学だ。
そもそも東大や京大はおろか,阪大や東工大のように理工系で評価の高そうな大学が30位にも入っていないランキングに何の意味もないのでは?
旧帝大クラスの理工系でちゃんと大学での勉強をしたら,多くは大学院に進学する。
だから,学部卒で就職するのは,大学院が充実していない大学という見方もできるのだ。
この雑誌は,経済誌なので,各大学の財務状況などを載せていたり,いろいろな切り口で記事を書いてあるので,一般的な偏差値ランキングとは違った視点で大学を見てみるのによいだろう。
ぜひご一読を!
ただし,上記のように,必ずしもランキング上位だから良いとは限らないので,賢く正しく読んでください。
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