[2015年6月11日]
高校生の案内には書いてあるのだが,経験上,学習時間50時間で1科目の偏差値が2.5ほど上がる。
50時間というのは,たとえば,今まで使っていなかった時間帯に勉強をやり始めて,1日あたりある科目の勉強時間2時間を上乗せできたとする。
そうすれば25日経つとその科目の偏差値が2.5ほど上がっているということだ。
これは高校生の話。
まあ,部活を引退して,頑張りはじめたとしても,1日2時間プラスするのがやっとだろう。
引退して1ヶ月経って,1科目だけ特化して勉強時間を2時間増やしたとして,その科目が2.5だけアップする。
どうだろう。
2.5のアップって実感できる程度の上昇だろうか?
これが,5科目まんべんなくやれば,1科目あたり0.5だけ上昇?
偏差値0.5などというのは全く誤差の範囲で,偏差値が上昇した実感などありゃしない。
ただ,これを10ヶ月続けると,1科目あたり偏差値が5も上がるので,実感が沸くかもしれない。
さて,ここで問題です。
この6月に部活引退した人は,入試まであと何ヶ月でしょうか?
11月の推薦入試を受けるなら6ヶ月。
1月のセンター試験まで8ヶ月。
そして2月の私大一般入試や国公立大学の試験まで9ヶ月もない。
そういうわけで,きっちり2時間増やしても,6月からはじめたのでは,5科目の偏差値を5だけ上げるのは厳しいのだ。
さて,もっと残念なお知らせがある。
5科目と言ったが,国公立大学の多くは5教科で6科目とか7科目が必要だ。
教科は国語,数学,理科,社会といったくくりで,その中にある現代文,古文,数学?A,数学?B,物理,化学,日本史,世界史,政治経済などが科目である。
だから,ますます間に合わないのである。
そして,ガッカリついでに申し添えると,希望大へ足りない偏差値が5以内ならまだしも,多くの生徒は希望大学の偏差値まで10くらい開いている。
これはもう,絶望的な数字だ。
それで,たとえばウチの塾のような夏期講習を利用すればなんとかなると考えてしまいがちなのだが,それを真っ向から否定しているのがウチの塾の案内のスゴイところだ。
他の塾なら,その夏期講習をとれば,ばら色の人生が待っているかのような宣伝文句が書いてある。
あたかも,偏差値が10くらい離れていても大丈夫かのように。
そういうのにひっかかるのは,そのこと自体が学力のない証拠なので,どうでもよいが,実際にそんなにスイスイと偏差値が上がるはずがないのである。
夏は,他の受験生も頑張るのだから,基本的には逆転は起こらない。
ただ,ウチの塾の講習に来れば,その生徒がやり得る最大値に近いくらいの学習時間がかせげる。
およそ250時間は確実に確保できるし,補講時間帯も指導するので,24日フル出場すれば,300時間以上ウチの塾で勉強することも可能なのだ。
人生の中で,何回かは全力で何かに取り組む時期があって悪くない。
特に,高校3年生の夏は,人生を大きく左右する可能性がある重要な時期だ。
悔いのないように過ごすには,ウチの塾はもってこいだし,偏差値が2〜3上がるだけで,その先の展望が開ける場合もある。
是非,頑張っていただきたいと願っている。
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